自己愛と世間愛

自己愛と世間愛 | カレスティア

最近、霜が降るようになりました。もうすっかり冬ですね。

魂の浄化の課題は人によって異なりますが、その一方で、現世界に生まれてきた人、全員が持っている課題もあります。

たとえば「自己愛」と「世間愛」の克服です。

「自己愛」を簡単に表現すると「自分さえ良ければ良い。他人のことは知らない。」という考えや行動のことです。

具体的な例をあげると、こんなことです
・タバコを道に捨てる
・車の運転中、一時停止を守らなことがある
・うさばらしで人の悪口を言う
・スマホをいじりながら、混んでいる駅のホームや道路を歩く

どれも、ついやってしまいがちなことですね。本当にささいに思えるかもしれませんが、これらも、れっきとした魂を汚す行為なのです。

「自己愛」が克服ができない原因の一つに、コミュニケーションの不得意、他人の気持ちを理解する力が不足しているというのがあります。

そして、さらに克服を難しくしているのは、現世界に生きる私たちは肉体を持っているから、というのがあります。肉体は飢えや病で、容易に滅びてしまいます。そのため、生存の葛藤、自己保存の本能が働きます。「他人はさておき、自分だけは生き延びなくてはいけない」という強い感情がふとしたきっかけで、わいてきてしまうのです。

宮城沖の震災の翌日、コンビニで水を買い占める親子を見たことがあります。自然災害という緊急事態が、この親子をこういった行動に走らせたのでしょう。つまり、他人と分かち合うという、きれいごとなんて言ってられないということなのでしょう。冷静になれば、その行動が本当に良いかったかは、すぐにわかるはずです。

次に「世間愛」ですが、これは「他人から賞賛されたい。評価されたい。」という欲求です。

例をあげると
・自分の過去を美化して話してしまう
・もっと良い肩書きが欲しい
・素敵なバッグを持って自慢したい
など。

つい虚栄を張ってしまいがちですが、背伸びをすると、必ずしわ寄せがきます。嘘はバレますし、ローンや借金をすれば、返済に追われます。

では、まとめます。
「自己愛」を克服し、「自己中心的な考えを改め、他人を思いやること」。
「世間愛」を克服し、「虚栄ではなく、真の姿で光り輝く魂になること」。
この二つは現世界に生きる全ての人、共通の課題なのです。

「母(父)のことをどうしても許せない。愚かだと思い、見下してしまう。」
そういったときは、指導霊と相談して、なぜそのように思ってしまうのか、どうしたら良いのかを相談してみませんか。

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