「スピリチュアリズム講座 入門編」総集編

「スピリチュアリズム講座 入門編」総集編 | カレスティア

梅のつぼみです。寒さが続く中、春の準備が進んでいます

2017年8月25日から連載を始めた「スピリチュアリズム講座 入門編」ですが、33回目の本日をもちまして、終了といたします。

最終回の今日は、「スピリチュアリズム講座 入門編」の総集編をお送りしたいと思います。

スピリチュアリズムとは魂の浄化のために、いかに生きるべきかを問い続け、実践することです。

私たちの本体は肉体ではなく魂です。どうしても目に見える肉体に関心がいきがちですが、肉体を美しくしたり、着飾っても、肝心な魂を磨かないことには何にもなりません。そして、肉体の死を迎えても、魂は滅びることがなく、永遠に生き続けます

しかし、いくら魂が主人公とはいえ、肉体を軽視してはいけません。現世界で魂の浄化に励むために健康に気をつけて、肉体を大切に扱う必要があります。

では、あらためて魂とはいったい何かというと、私たちが考え、行動している根本の部分、なぜそうしたのか、なぜそう考えるのかが魂です。気性という言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれません。また、魂がどのような状態にあるかは、案外、第三者にはわかってしまいます

ではそもそもなぜ、魂を浄化する必要があるのでしょうか。
私たちの魂は元々は美しい状態でした。しかし、個々人の生き方によて、たくさんの汚れをつけてきてしまいました。汚れとは、愛に反する行動と思考のことを指しています。自分の手で汚してしまった魂を浄化するために、何度も再生を繰り返しています。そのため、たとえ生まれたばかりの赤ちゃんといえども、魂は無垢ではありません

さて、現世界の旅を終えて、霊界に戻った時に私たちは何をするかというと、まずは人生の振り返りを行います。そして、よくない点があったか、本当はどうすればよかったのかを反省し、霊的真理を学び直します。そして、人生の振り返りを終えた後は、霊界社会で様々な奉仕活動を行います。

魂の浄化は霊界でも行なっています。しかし、霊界は似た者同士で社会を形成しているため、考え方の差が少なく、軋轢もありません。そのため、魂の浄化の速度はゆっくりになってしまいます。そのため、もっと早く浄化したいと考えるスピリットは現世界に再び生まれることを選択します

現世界に生まれることを決めたスピリットは、再生の計画を立てます。
たとえば、自分の魂のどの部分を浄化するのか、課題を決めます。さらに多くのスピリットは願望も計画に入れます。そして、決して多くありませんが、大志を抱くスピリットもいます。

次にこれらを実現するために、どの国で、誰を父母にし、性別をどちらにし、誰をパートナーにするのかを決めます。さらに、現世界での浄化が順調に進むように見守り、必要な時にはサインと行動を起こす指導霊を選びます

しかし実際にこの世に生まれてくると、再生に計画は全て忘れてしまいます。その理由は、魂と肉体のもつ波動があまりにも違うからです。

では魂の浄化のために、具体的にどのようなことに気をつけて日々を過ごしたらよいかというと、まずは人生は思っているよりもずっと短いということを意識すること。些末なことに夢中になっていると、あっという間に時間切れになってしまいます。

そして、人を傷つけないという基準を持つこと。一見簡単に思えますが、気をつけなくてはいけないのは、実際に行動したことと、心の中で思ったことは全く同じであり、両者に差がないということ。同様に自分の魂を傷つけてもいけません

魂の浄化を中心とする生き方は随分と堅苦しく思えるかもしれませんが、実はそうではありません。私たちには何をしても良いという権利が与えられています。しかし、したこと、思ったことの結果は全て自身で負わなくてはいけません

では、何か良いことをすればよいのかというと、そうではありません。何をしたかよりも動機が重要です。そのため、一見同じようなことをしていても結果が異なるのは動機が異なるからです。

また、人とのコミュニケーションも避けて通れません。人から逃げることは、現世界に生まれてきた意味と機会をみずから放棄することであり、魂の浄化を諦めることと同じになります

さらに、魂のレベルを比較して人を馬鹿にしてもいけませんし、自分を卑下してもいけません。人はそれぞれ個別の課題を持って現世界に生まれてきているのです。難なくできていることは、その人にとっての課題ではありません。うまくいかないことの中にこそ個別の課題があるのです。

一方、全ての人が持つ共通の課題もあります。
それが、自己愛と世間愛の克服です。この二つを手放す努力を生涯にわたって続ける必要があります。
そして、愛情と愛の違いを理解し、隣人愛に生きることができれば、大きな飛躍になります。
さらに仕事をしている人は、仕事とは奉仕であり、隣人愛であること。収入は役立ちの評価であること。そして、仕事はコミュニケーションを鍛える絶好の機会であることを理解したほうがよいでしょう。

スピリチュアリズムは魂の浄化を中心に据えて、日常の生活に埋もれることなく、いかに日々を生きたらよいのかを説いているのです。

ご自身の指導霊とじっくりと話をしてみたいとお思いですか?
スピリチュアルカウンセリングで、指導霊と対話をすることができます。
詳しくはホームページをご覧ください。

ホームページ


お読みの「スピリチュアリズム講座 入門編」は連載記事です。
1つ前の記事は「仕事の意味を知る」
連載最初の記事は「スピリチュアリズムとは何か」です。
ぜひ続けてお読みください。

コメントを残す