お客様から、ミディアムシップの感想をメールでいただきました。お客様の了解を得た上で、掲載させていただきます。
お客様の個人情報を削除しましたが、それ以外の添削、加筆、修正などをせずに原文のままです。
村田様
昨日は、ミディアムシップ父との対話ありがとうございました。
本などの知識で、霊となった存在を、頭では、解っていたつもりでした。
しかし、改めて自分自身で経験すると心(体)で理解できた感覚です。
父は、戦前、満州国で生まれ、育ちました。祖父(父の実父)日本国朝鮮総督府の役人で、幼少期は大変裕福な生活をしていたようです。
お手伝いさんが家いて、車での送り迎えをする人もいたようです。
戦後、生活は一変。日本に帰ってきて、その生活は大変なものだったようです。田舎では朝鮮の人、と言われて育ったようです。
大学も、獣医になりたく、能力もあったようですが、お金が無く断念したようです。周りの友達が大学に進学して行く様子をみて、悔しい思いをしたのかと想像に易いです。
※本人から聞いた、というよりは、父の弟などから聞きました。
サラリーマン生活も、中間管理職で、その仕事がしたい、というよりは、生活のための仕事だったように思います。
定年後は、大腸がん、胃がん、喉頭がん、と、15年ほど手術、入退院を繰り返していました。
がんに罹患する前から、タバコと酒で、喉をゴホゴホやっていました。
亡くなる最後の数年は、声帯を切り声が出ない状態で、筆談でコミュニケーションを取っていた次第です。
召される数日〜数週間は、口の中にがんの転移からくる爛れがで来ていて、綿棒で少しでも楽になればと、膿を取っていた状態でした。
傷の位置や、喉の話、生まれた場所、亡くなる前の口の中が臭くて不快だった、とう会話から、父であったことは、間違いありません。
私、完全に勘違いをしておりました。
人は亡くなると直ぐ、スピリチュアルカウンセリングの要領で指導霊との対話の元、生前の人間関係がどういう理由で、課題が何で、どうすべきだったのかなどが自動的に理解できるようになるのかと思っておりました。
これを理解するまでの期間が1年半で、今回は、父との間で、私との過去生での関係、霊的真理とは何か、 などの話ができるのかと勝手に思っていました。
しかし、本人からすると、体が無いだけで、昨日までの続きを、同じ感情で、同じ感覚で行っている、というのを聞いて、なるほど!と胎落ちしました。
体が無いことを理解し、なぜ自分がここに存在するのか、から始まり、どうして現世に生まれて、などなど、 知識から理解に至るまで、数十年単位でかかるのはその通りかと思いました。
現世では一日過ごすだけでも、暑い、寒い含めて、あらゆる感情が渦巻きます。
その時間感覚の違いも、よく理解出来ました。
そうなると、現世での一日一日の大切さが非常に解ります。
その上で、スピリチュアルカウンセリングを通じて、このあたりの知識を得た人は、知らないで犯した行動とは、知っていた上で犯した行動として、その罪?の重さが違うのかと感じています。
それでも、日々辛いものは、辛いし、嫌なものは避けたくて、逃げてしまいますし、欲は欲であります。
今回の実体験で、これまでと同じ辛い状況になったとしても、一瞬だけでも踏みとどまって、思いを巡らせる切っ掛けになればと感じています。
今回は、本当にありがとうございました。
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