霊界から現世界の人々への働きかけは、時代とともに様変わりしています。
その一番の顕著な例が「物理霊媒」ではないでしょうか。
物理霊媒とは特別な霊的能力をもたない人たちにも、見たり、聞いたりできる、心霊現象のことです。
スピリチュアリズムが勃興した1850年代、フランスの上流社会では、数名の友人たちが家に集まって降霊会をひんぱんに開いていたそうです。
そこでよく行われていたのが、集まっている人々の質問に答えて、テーブル全体が浮きあがり、脚をトントンと床に叩く「テーブルターニング」という現象です。当時、相当流行っていたようで、「おたくのテーブルの具合はいかがですか」というあいさつが交わされていた、というのですから驚きです。
また、ヘンリー・スレードというミディアムは2枚のスレート(石板)の間に石筆を挟み込み、テーブルの上に置くと、誰もそれに触れていないのに、数分後にはスレートにメッセージが書かれているという心霊現象を公開していました。
「霊媒の王」の異名をとるダニエル・ダングラス・ホームは様々な霊現象を公開していましたが、特に有名なのが空中浮遊で、日中の明るい日差しの中、ホームがベッドに横たわると寝たままの姿で浮き上がり、窓から外へ出て、再び窓から入ってベッドに降り立つという現象を見せていました。
スピリチュアリズムにどっぷりと浸かって、25年以上が経つ私ですが、物理霊媒といわれるものをいまだに全く見たことがなく、ただただ当時の人たちがうらやましい限りです。
そのことをイギリスのアーサー・フィンドレー・カレッジでシモーン先生に話したところ「イギリスにテーブルターニングを行う高齢の男性がいらっしゃるが、もうこの方が最後の物理霊媒師かもしれない」とのことでした。
さて、何が言いたくてここまで長々と書いてきたかと言いますと、霊界には明らかに意図があるということです。
「死後の世界があります」「人は死んだら終わりではありません」ということを世間の人々に広く知ってもらうため、霊界が熟考を重ねて用意したツールが物理霊媒でした。
さて現代はどうでしょうか?
「死後の世界はあります」と熱く語らずとも、全てとは言いませんが、当時に比べて、とても多くの方が、死後の世界を体感的にまたは直感的に受け入れています。
つまり物理霊媒はもうその役割を終えたのです。
心霊現象は決して気まぐれなものではなく、霊界からの意図と意志を持って行われているのです。
私の指導霊は私のことをどう思ってるんだろう?
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