食事と生命エネルギー

ブルーベリー

今日はこのブログとしては珍しく、魂ではなく、肉体に焦点を当てて書きます。内容としては、私たちの身体の健康を維持するのには栄養だけでなく、他にも必要な要素があるということについてです。

食はいつの時代でも人々の関心事です。江戸時代には何回も健康食ブームが起きていて、有名なところだと、貝原益軒(かいばら えきけん)が「養生訓」という書物で表した「なるべく旬のものを食べるようにし、夕食は簡素なものにして体に負担をかけないようにしよう」というのがあります。
現代ですとビーガンや糖質制限などは、誰もが知る健康食の一つです。

ある日「完全栄養食に家族がはまっていて、それしか食べなくなってしまった。」という話を聞きました。

「完全栄養食」とは、ビタミンやミネラルなどがかたよりなく入っていて、カロリーも必要十分な量が得られるという加工食品です。どのような食事かというと、ビスケットのような焼き菓子であったり、粉末になっていて、それを水に溶かして飲むというものが多いようです。

一般的な食事ですと、特別に意識をしていないとどうしても、ビタミンやミネラルは不足し、糖類を過剰にとりすぎてしまいがちです。バランスの良い食事というのは、タンパク質、穀物、野菜、根菜類をかたよりなく食べる必要があり、外食ではかなり難しいことですし、自炊するにしてもコストが結構かかってしまいます。

「じゃあ頭を悩ますより、手軽でバランスの良い完全栄養食がいいよね。毎食すべてをこれにしよう!」で良いのかというと、そうではありません。

実は食物の中には現代の栄養学ではまだ知られていない、人にとって必要な他のものがあるのです。その代表的なものが「生命エネルギー」です。

魚、動物、鳥、野菜、穀物、私たちが食用にしているすべてものは、収穫の直前まで生きていました。動物たちが骨格を大きくし、肉体を充実させていく、植物たちが芽を出し、大きくなっていく、これらはすべて「生命エネルギー」なのです。

早春の野山でとれるタラの芽、わらび、ぜんまいといった野草を食べたことがあると思います。野草ならではのほろ苦さと同時に、これから成長していこうとする生命力、お店で売られている野菜とはちょっと違う、力強さのようなものを感じたことと思います。これが「生命エネルギー」なのです。

この生命エネルギーは、冷凍したり、フリーズドライにしてしまうと力を失ってしまいます。宇宙飛行士、南極探検隊といった特殊な環境にいる人たちは別として、通常の生活をしている私たちは、3食すべてを冷凍食品や乾燥食品にすることは望ましくありません。

冷凍食品や乾燥食品だけの食生活を続けていても、最初のうちは特に不調を感じないでしょう。しかし数ヶ月後には、体が重い、だるいといった倦怠感や希望を持てない、将来に明るさを感じられないといった抑うつ感に悩まされてきます。

生命エネルギーは私たちに生きる力と活力を与えてくれるのです。

また、生命エネルギーは刺身やサラダなど、生でとり入れなくてはいけないということはありません。焼いたり、ゆでたり、加熱をしても大丈夫です。

さらに、冷凍食品や乾燥食品をまったく口にするなといっているのではありません。全食すべてをそれにするのは良くないのであって、1日のうち、1食くらいをそれらにしても、さほど問題はありません。

健康のためと思ってやっていることが、本当にあっているのか不安がありますか?
スピリチュアルカウンセリングで、指導霊やスピリットドクターの意見を尋ねることができます。
詳しくはホームページをご覧ください。


食事と生命エネルギー」への4件のフィードバック

  1. じゅん

    こんにちは。
    いつも勉強させていただいています。
    よろしければ教えていただきたいのですが、電子レンジやIHなどの電磁調理器での調理は、冷凍と同じく生命エネルギーは失われますか?電気の熱とガスの炎の熱では、違いますか?

    返信
    1. Caelestia 投稿作成者

      お問い合わせ、ありがとうございます。
      明日の朝の瞑想のときに、私の指導霊に尋ねてみますので、少しお時間をください。

      返信
  2. Caelestia 投稿作成者

    私の指導霊に質問をしたところ、返答が得られましたので、お答えします。

    「蒸す、焼く、ゆでるといった加熱は、言葉の通り、外部から熱を与え、食品などの対象物の温度を上げる行為です。そのため、食物が持っている生命エネルギーの損失はさほどありません。

    IH調理機は、磁力線が鍋などの金属を通るときに、鍋自体が発熱をする調理方法ですので、一般的な加熱法と同じくらいの生命エネルギーの損失になります。

    一方、電子レンジは、食品に含まれる水分を高速振動することによって、摩擦熱を起こす方法です。そのため、生命エネルギーの損壊が、一般的な加熱よりもとても大きくなります。」

    とのことでした。

    返信
  3. じゅん

    早速ご回答いただき、ありがとうございます。
    IHについては、ずっとどうなのだろうと思っていたのですが、鍋の熱で実際に温められているので、普通の加熱とほぼ同じなのですね!
    今まで感じていた疑問が、生命エネルギーのご説明で腑に落ちました(^^)
    お忙しい中、ご回答いただき
    ありがとうございました‼️

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