そもそも「魂」って、本当にあるのでしょうか。
「自己とは脳が生み出しているものであり、生物的死によって、脳が機能しなくなると自己もなくなる」と考える人たちがいます。つまり「肉体が死ねば、全て終わり」。
しかし、自己がなくなるのは寂しい、受け入れられないと思う弱い人たちが「魂」という妄想を生み出したに過ぎないと。
しかしこういった考え方に対し、1840年頃から約100年かけて、ひたすら霊界からの働きかけがありました。
事の発端となったのは1848年アメリカのニューヨーク州ハイズビルという町で起きたできごとです。幼い姉妹に「コツ、コツ」というラップ音(叩音)を使って、死者からコンタクトがあったのです。それはやがて、符丁を使うことにより文章化することができました。そして、自らをチャールズ・ロズマと名乗り、その言葉の通り、その家から白骨化した遺体が出てきたのです。
そのあとは堰(せき)を切ったように霊界からたくさんのコンタクトがありました。
たとえば、テーブルが宙に浮いてコンコンと脚を打ち鳴らすテーブルターニング。これはモールス信号の要領でメッセージが伝えられました。また、メガホンからかすかに言葉が聞こえてくる現象だったり、エクトプラズマが人の形になり、言葉を話し出すなど。
いずれも当時の人々をあっと言わせただけではなく、目には見えない者からのメッセージによって、過去にその人物が存在したという証明と、その人でなければ知り得ないような情報をもたらしたのです。
こういった「超常現象」が各地で頻発し、愚かな民衆のたわごとと無視することもできず、多くの学者たちが調査するようになりました。そして、こういった現象がイカサマだと立証することができないだけでなく、むしろ真実であるという結論づけるようになりました。
そして多くの人が「人は死んだら終わりではない。どうやら死後も命が存在している」と受け入れるようになりました。
これらはアメリカ、イギリス、フランスで特に起きた現象です。
しかし残念ながら、私たちの住む日本では、こういった霊的現象はいまだに訪れていません。
しかし、日本人には幽霊や怪談話など、死後も命があるという概念は昔からありました。また、お盆にご先祖様がおうちに帰ってくるという風習も広く受け入れられています。
もっと身近な体験している人も多くいます。
他界したおばあちゃんが家の中を歩いている気配を感じた。
他界した母が夢枕に立って、話しかけてきた。
医者から死の宣告を受けた後、再生し、その間、常識では考え難い体験をした。
など。
そして、死後ばかりでなく、過去生の記憶を断片的ながら持っている人もいます。
言葉を話し始めたばかりの小さな子供が「自分は昔、◯◯をしていた」といった過去生の話をし出すといった体験をした方もいます。
「人は死んだら終わり」と主張する人もいまだに存在しますが、「人は死んだ後も存続する」という研究や証言、体験が数多くあることを無視し、強弁するのは難しいのではないでしょうか。
そして肉体の死後も生き続けるものをなんと呼ぶべきかと考えた時に、それを「魂」と呼ぶのが最もふさわしいと思います。
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