親と不仲だからといって、課題を持っているとは限らない

ヒメツルソバ

親との仲がうまくいっていなかったり、どうしても好きなれなくて、自分の未熟さや我の強さに悩んでいたとしても、そのことが必ずしも、人生の課題とは限らないということもあります。

私たちはこの世に生まれるときに、必ず親を選ばなくてはいけません。
なぜかというと、それはとても簡単なことで、たとえどのような立場の人であっても、父母なくしてこの世に生まれてくることができないからです。

そして多くの人が、父母を過去生で縁があった人の中から選びます。なおかつ、「ただ縁があった」というようなものではなく、愛憎があったり、裏切られたりというように、何らかの問題があって、それを乗り越えたいと思う相手を親として選んでいます。

しかし中には、親をこの世に生まれるための「手段としてのみ」で選んでいる人たちもいます。

たとえば、演奏家(ピアノやバイオリンなど)として成功したいという願いを持って生まれてくる人は、親選びはかなり慎重になります。なぜなら、親に財力があって、親が音楽に関心があり、幼い頃から楽器を習わせてくれること。なおかつ、自分の出生地の近くに優秀な先生がいる必要もあります。そうなると、過去生で縁のあった人から選ぶのは困難になります。

もう一つ例をあげましょう。たとえば、ある人と現世で、どうしても夫婦になりたい。その人がもうすぐ生まれそうだということを急に知ったとします。そうすると、じっくり親選びをしている時間はありません。その人と会うことができるような地域に生まれることが最優先になります。そうした場合、過去生で縁のあった人の中に、その地域で生活している人が一人もいないということもあります。

例であげた演奏家志望の人も、彼(彼女)を追いかけて産まれようとする人も、実は共通していることがあります。それはどちらも「願望」を人生の主たる目的として、生まれてくることです。

最初の例の人は、「演奏家として成功したい」という願望。二つ目の例の人は「彼(彼女)と結ばれたい」という願望です。
このように「願望」を人生の目的としている人は、過去生で縁のな人を親として選ぶ可能性があるのです。

このような方がスピリチュアルカウンセリング にお越しいただき、「親とうまくいかないのですが、どうしたら良いのでしょうか」と相談されたとします。すると指導霊からは「親とのことに悩む前に、あなたがこの世に生まれてきた目的がまだ達成していません。そのことに最大限の努力をしてください。親は、隣人としての善意にとどめ、過剰に思いわずらわないことです。」と言われてしまうこともあるのです。

現世で与えられた時間は思っている以上に短いです。

自分が本当にしたいこと、しなくてはいけないことに全力で向き合うことが大切です。人生の課題ではない事は「ほどほどに」ということもあるのです。

日頃心を痛め、悩んでいることは人生の課題なのでしょうか?
スピリチュアルカウンセリング で、ご自身の指導霊に本当の課題を確かめてみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。



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