「守護」という言葉のひびきから、「災難や事故から守ってくれる天使」と思ってらっしゃる方が多いようですが、残念ながら、守護天使は災難や事故を未然に防ぐことはしません。
なぜなら、つらいこと、悲しみ、困難、事故や災難といったありとあらゆることは、因果律によってもたらされるものだからです。
良くない種を蒔いたのなら、良くない結果を自分自身で刈り取らなくてはなりません(良い種を蒔けば、良い結果が得られます)。
苦しみや悲しみを体験することによって、なぜそれが起きたのか、自分は何をしてきたのか、立ち止まって考えることができる。それが因果律の素晴らしさなのです。
それにもかかわらず、苦しみや悲しみが起こらないように、未然に防いでしまったら、その人が過去にどんなことをしてきたのか、振り返りのチャンスを奪うことになってしまいます。
天使がまさか、そのようなことをするはずがありません。
それに因果律というのは、全宇宙を支配する普遍の法則です。たとえ天使といえどもこの法則をねじ曲げることは許されないのです。
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