酒に溺れる

酒に溺れる | カレスティア

ニラバナ

父が、または夫が「お酒を飲んで暴れる」、「お酒を飲んで、職場や近所の人ともめごとを起こしてしまう」という相談を受けることがあります。

指導霊にそういった方達の過去生を尋ねると、ほぼ例外なく過去生でもアルコール中毒だったり、麻薬や幻覚性のあるハーブを常習していた生き方を繰り返しています。そしていずれの過去生でも、日頃は借りてきた猫のようにおとなしくしているのですが、いろんな感情がいつも鬱積(うっせき)していて、それを酒や麻薬の力を借りて解放しているのです。

私はアルコール依存症も「コミュニケーション障害」の一種なのではないかと考えています。

自分の考えを人に伝えるのが苦手、そういった苦労をするくらいなら我慢していよう、独りでいようと、自分を押し殺してしまうタイプの「コミュニケーション障害」です。

そういった人の多くは、アイドルやアニメで自分を慰めているのですが、一部の人たちはアルコールに活路を見出しています。お酒は飲んでいる時は、嫌なことを忘れさせてくれます。しかし酔いがさめれば、どうにもならない現実が目の前に現れてきます。

人や会社から嫌なことを押しつけられているのなら、嫌なものは嫌と言うべきです。「そんなことできるわけがない」とあきらめてはいけません。なんにも反応しないから、相手はさらに図に乗ってくるのです。自分の思いをちゃんと相手に伝える、他の人からみたら実に他愛のないことです。しかし、それができないから、過去生から幾度となく繰り返し、現在に至っているのです。

今生こそ、アルコールに逃げないで、立ち向かわなくてはいけません。
そして、過去生の負のループから脱出しなくてはいけません。

これらはもちろん、本人の努力でするべきことです。しかし、ご家族の方にもやれることがあります。

それは、お酒を飲んで問題を起こす父や夫を「普段はいい人なのに」と思ってはいけません。いい人ぶっているのは、世間をだますうその姿なのです。お酒を飲んで暴れたり、暴言を吐いている時こそが、その人の本当の姿なのです。

「酒をきっぱりと断たせる」という毅然とした態度が家族に必要です。家族の努力だけでは無理だと判断したら、迷わずアルコール外来に連れて行き、いざとなったら入院させなくてはいけません。

迷路に入り込んでいる大切な人を救い出すこと、これが本当の家族の愛なのです。

家族のことで困っていることがあったら、スピリチュアルカウンセリングで指導霊から、家族としてできることを尋ねてみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。

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