人を呪ってはいけない 理由編

ニラの花

今日はなぜ、人を呪(のろ)ってはいけないのか、その理由について書きます。

みなさんは「呪い」ときくと、呪文を唱えたり、丑三(うしみつ)参りといった特殊なやり方や、人形や写真を使うなどアイテムを使った方法を思い浮かべると思います。

もちろん、こういったものも呪いですが、呪いはこればかりではありません。

たとえば自分をいじめる人に「○○がみんなから嫌われますように」と祈るのは完全に呪いです。

それだけではありません。「○○が辛い思いをしたり」「○○がみんなから嫌われて一人ぼっちになる姿」を想像するのも呪いなのです。

自分では解決できない苦しみに対して、心の中で想像して復讐をする。これって結構やってしまいがちなことです。自分では呪っているという意識はなくても、結果として呪っていることになるのです。

では、「呪い」とはどういうことなのでしょうか。

それは、誰かの「不幸を願う」ことが呪いなのです。呪文を唱える、祈る、想像する、方法が違っても差はありません。人の不幸を願えば、それは呪いなのです。

ではなぜ人を呪ってはいけないのでしょうか。
それには2つの理由があります。

1つめ。人を呪うことで自分の魂を傷つけてしまい、その結果、心と体に不調をきたし、呪っているのと同じくらいまたはそれ以上のダメージを受けてしまうからです。

人の不幸を願う気持ちはネガティブな思考です。ネガティブな思考は魂を落ち込ませ、深みへと入らせます。いったん深みに入ってしまうと抜け出すことは容易ではありません。繰り返し何度も人の不幸を願うようになります。

人の不幸を願うことは一見、攻撃しているようですが、激しい念の波動によって、自分の魂も傷つけてしまいます。思いが強ければ強いほど、自分の魂をより深く傷つけることになります。

不幸を願う気持ちは、相手にも伝わります。
相手のことを想像していると、たとえどんなに距離が離れていても、自分のオーラが長く伸びていって、やがて相手に到達します。

オーラが接触した相手は、ふとあなたのことを思い出します。日頃あなたをいじめるような人物ですから、次はどんな手を使ってあなたをいじめようかと想像し、ほくそ笑みます。

すると相手のオーラが長く伸びだし、やがてあなたに到達して、あなたを攻撃しだすのです。これらが、人を呪うと自分の魂が傷ついてしまうメカニズムです。そして、魂が傷つけばゆっくりと体の調子も悪くなってきます。

そして2つめ。人を呪うということは、自分の霊格をおとしめることになるからです。

人の不幸を願うのは、隣人愛の真逆の行為であり、霊的真理に反します。それと同時に霊格を下げる行為でもあります。他界後、とても後悔することになるでしょう。そして人を呪ったことが、来世への課題になってしまいます。

魂は本来、明るく、前向きで、穏やかな状態を好みます。それに反することは、魂を疲弊させてしまいます。「人を呪わば穴二つ」という言葉は本当のことなのです。

次回は人の不幸を願いたくなってしまったとき、どうしたらよいのかについて書きます。

自分の力では解決できない人との悩みは、ご自身の指導霊に相談するのが一番です。
詳しくはホームページをご覧ください。


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