今日は「お祈りのコツ」というテーマで書きます。
今日の話題として取りあげるお祈りは、「人生の課題をクリアしたい」とか、「家族が健康でありますように」といったような長期的ものではなく、もっと短期的に結果が出るものについてです。たとえば「娘が大学に合格しますように」とか「母の病気が治りますように」といったようなものです。
まず神仏の誰に祈るかについてですが、結論を先に言うと、誰でも良いです。自分が信仰している神様や仏様があればそれで良いし、指導霊に対してでも良いし、他界した家族でも良いです。
なぜ、誰に祈っても良いのかというと、祈りというのは、誰かにお願いをして、それを聞き入れてもらうというものではないからです。
祈りが届くメカニズムをお教えしましょう。
人は祈ることによって、良い波動が出てきます。その良い波動は、祈りの対象者のもとに届きます。自分に願うのであれば、自分に届きます。
繰り返し祈ることによって、勇気を与えたり、弱さをはねのけたり、独りではないという力強さを感じるなど、環境を整えていきます。そして、通常では困難と思われるようなことも、実現への可能性を高めることができる、それが祈りの正体なのです。だから極論すれば、神仏の誰にも祈らなくても良いのです。
ではどのような言葉で、お祈りをしたら良いのでしょうか。
まず大切なことは「合格しますように」とか「治りますように」といったような、具体的な成果を祈ることは避けましょう。
人生は壮大です。合格できなかったことによって、治らなかったことによって、貴重な体験を得ることもあります。短期的な不幸が、最終的な幸福を招くことがあります。そしてそれが、人生の計画に折り込まれていることさえあります。
このようなことをふまえて、大学受験に臨む娘に対しては「勉学に励むことができますように」とか「試験で実力が発揮できますように」、「娘にとって納得のいく受験になりますように」と祈ることが良いのです。
病気の母に対しては「母に力をお与えくださいさい」とか「病いと向き合えますように」、「適切な医療が行われますように」と祈ると良いでしょう。
では、いつ祈るかについてですが、それは毎日です。日に複数回、決まった時間に祈りましょう。
思い出した時とか、日によって時間がバラバラというのではなく、たとえば、朝起きてすぐ、お昼、夜寝る前といったように同じ時間に行いましょう。
先ほども述べました通り、祈りは対象者の環境を整えるものです。日に複数回祈ることによって、一日中、良い環境にいられるようにします。日によって、祈ったり、祈らなかったりというのは良くないということが、おわかりいただけると思います。
誰かのために祈るというのは、貴重な体験になります。なぜなら、祈りを通して、隣人愛や意念の力といった多くのことを学ぶことができるからです。
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