人が再生する理由「時間」

人が再生する理由「時間」 | カレスティア

ムスカリ まるでブドウのような紫色のつぶつぶがかわいらしいですね

魂に死はありません。私たちが死と呼んでいるものはあくまでも肉体の死です。
肉体が病や事故でだめになってしまうと、魂はそこから抜け出して、霊界に戻っていきます。

そう、魂の本来の居場所は霊界なのです。
ではなぜ、人は霊界にずっと居続けるのではなく、現世界に生まれてきたり、霊界に戻ったりということを繰り返しているのでしょうか。

その理由を簡単に説明すると「霊界では体験できないことを通して、魂を浄化・向上をしようとしているから」なのです。

霊界で体験できないことの一つに「時間」があります。

意外に思われるかもしれませんが、霊界には「時間」の概念がありません。

もちろん、時間がないわけではないのですが、霊界にいるスピリットたちに時間という考え方や感覚がないのです。といいますのは、霊界には「沈む太陽」がありません。太陽はいつも天に輝き、昇ったり、沈んだりしません。それによって、時間という考え方がなくなってしまうのです。

また、現世界は地球の地軸にズレにより、四季や光や気温の変化があります。しかし、霊界にはそれがありません。

つまり霊界は、一日中明るく、一年中同じ気温なのです。
加えて、霊界では老いもありません。
このことがより一層、スピリットに一生といった単位や年、季節や時間の概念を奪っているのです。

時間の概念がないことによって、どうなるかというと、どうしても全体的に「のんびり」になってしまうのです。スピリットは霊界でも、魂の浄化と向上を目指しているのですが、相当な意志を持っていない限り、やはり「のんびり」になってしまうのです。

そこで、「一気に魂を浄化・向上したい」「スピードアップをはかりたい」といった思いに応えるのが、現世界なのです。

ご存知の通り、私たち現世界での人生に与えられた時間はせいぜい80年くらいしかありません。

成人になるまでの少年期に過去生での再現をし、考え方や行動の至らなさを体験します。
そして成年期で、それらを反省し、改心するチャンスが与えられます。
初老期には、かんばしくない成年期の過ごし方をした場合、やり直しの最後のチャンスが訪れます。
そして老年期は、良くも悪くも人生の実りを収穫します。

最も重要なのは「成年期」です。これを行うために現世界に来ているといっても過言ではありません。
どうです?いかに「時間が少ない」かがお分かりいただけたと思います。

それなのに私たちは、時間がいかに重要なのかに全く気がついていません。
仕事で疲れて帰ってきて、ぼうっとテレビを見て、お風呂に入って寝る。
休みの日は寝坊をして、お酒を飲んだり、パチンコをしたり、掃除や洗濯をして気がつけば夜を迎える。

これでは何のために現世界に来たのかわかりませんね。

1日が24時間しかないのは、むしろ幸運なのかもしれません。

夜をむかえたら、「さて今日一日、どれだけの人に喜びをもたらせただろうか」「どれだけ人の役にたっただろうか」「人との関係をどれだけ改善できただろうか」と反省し、いたらなかったと思ったのなら、明日こそやるぞと発奮し、メリハリのある生き方を行うことができます。

時間は本当に貴重です。大切な時間を有効に使って、やるべきことをやりたいですね。

自分は意義のある生き方を送れているのだろうか?
そう思ったときは、スピリチュアルカウンセリングで、指導霊の意見を聞いてみはいかがでしょうか?
詳しくはホームページをご覧ください。

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人が再生する理由「時間」」への2件のフィードバック

  1. 正法者

    そう、魂の本来の居場所は霊界なのです。
    ではなぜ、人は霊界にずっと居続けるのではなく、現世界に生まれてきたり、霊界に戻ったりということを繰り返しているのでしょうか。

    その理由を簡単に説明すると「霊界では体験できないことを通して、魂を浄化・向上をしようとしているから」なのです。

    こうした考え方は、非常に共鳴するものがあります。

    村田哲郎先生の考え方は、基本的にスピリチュアルという事ですが、何か原始釈迦仏教と呼ばれる、お釈迦様時代の仏教思想にかなり近いものがあります。仏教思想に、『上求菩提・下化衆生』というものがあります。これは、菩薩が上に向かって悟りを求め、下に向かって衆生(人々を含む、生きとし生ける者)を救っていくという意味ですが、こうした考え方こそが、人間の本質であると思います。やはり、あの世(霊界)とこの世(現在生きている世界)があって、魂の転生輪廻があるから、この世に生と死があって、諸行無常の実相があるというのが真理だと思うのです。そして、人間の本質は魂で、人間がこの世に産まれる目的は、魂の浄化・向上と、仏国土・ユートピアの建設であるという事だと思っております。

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  2. 正法者

    それなのに私たちは、時間がいかに重要なのかに全く気がついていません。
    仕事で疲れて帰ってきて、ぼうっとテレビを見て、お風呂に入って寝る。
    休みの日は寝坊をして、お酒を飲んだり、パチンコをしたり、掃除や洗濯をして気がつけば夜を迎える。

    これでは何のために現世界に来たのかわかりませんね。

    1日が24時間しかないのは、むしろ幸運なのかもしれません。

    夜をむかえたら、「さて今日一日、どれだけの人に喜びをもたらせただろうか」「どれだけ人の役にたっただろうか」「人との関係をどれだけ改善できただろうか」と反省し、いたらなかったと思ったのなら、明日こそやるぞと発奮し、メリハリのある生き方を行うことができます。

    この言葉通り、『一日一生』の想いで、毎日毎日自分の想念行為を反省し、正しい生活を送る事で、魂の浄化・向上が図れるという、考え方には大変共鳴するものがあります。

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