写真たてが倒れた、またはお仏壇にお供えした果物が落ちたときに「もしかしたら、ご先祖様がわたしに何かを伝えようとしているのかな」と考えた経験はありますか。
このような現象が起きた時、それが本当に心霊現象であるかどうかは別として、そもそもスピリットは写真たてを倒したり、果物を落とすことってできるのでしょうか。
結論を先に言いますと「できます」。
とはいえ、スピリットには肉体がありませんので、手を使って物を動かすことはできません。映画のシーンにも出てきますが、スピリットが物を動かそうと物に手を当てても、手は物をすり抜けてしまいます。
ではスピリットはどうやって物を動かすのでしょうか。
実はスピリットが物を動かす時にはエネルギーを使います。
エネルギー(オーラ)を大量に一点に集中をさせて、一気に物に向かって解き放つと、物を動かすことができます。マンガ的な表現で説明すると「かめはめ波」みたいな感じです(手を交差させませんが)。
軽いものや不安定なものを動かすことはさほど難しくありません。しかし、重いものや大きなものを動かすのには相当なエネルギーが必要になります。
実はこういった現象は、スピリチュアリズムの黎明期(れいめいき)である1800年代のアメリカやイギリスで盛んに行われていました。特に有名で人々を夢中にさせていたのが「テーブル・ターニング」です。
「テーブル・ターニング」は数名の人がイスに腰掛け、目の前にあるテーブルに手のひらまたは指先を載せます。そしてお祈りをするとテーブルがガタガタと音を立てたり、傾いたりするというものでした。
当時は一大ブームになり、人と会うとまるで天候のあいさつかのように「お宅のテーブルはよく動きますか」と尋ねられたそうです。
これはもちろん、霊界側の意図によって行われたことです。人は肉体がほろんでも終わりではない、死後も魂は生き続けているのだということを知ってもらうためのものでした。テーブルはかなりの重量がありますので、一人のスピリットだけでは動かすことができません。たくさんのスピリットの協力のもとに行われたのです。
さて話は少々横にそれてしまいましたが、スピリットは物を動かすことができるとうこと、そして、強い意思があれば現世界に働きかけができるのだということがお分かりいただけたかと思います。
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