他界直後に起こること

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ミディアムシップを行なっていると、他界してから霊界の病院(パラダイス)に行くまでの間に何が起こるか、何をするかが、人によって違いがあることがわかってきました。
・・・霊界の病院(パラダイス)については、過去のブログをお読みください。

私の指導霊に質問をしたところ、回答をもらえましたので、ブログに要約を書こうと思います。

霊界の病院に移るまでの過程において、人によって違いがある最大の理由は「死を受け入れているかどうか」にあります。

病気などで徐々に衰弱し、「ああ、もうすぐ死ぬのかな」と思い、それを肯定的に、または仕方なくでも死を受け入れている場合は、魂が肉体から抜けたあと、わずかな時間的余裕が与えられます。そのことによって、自分の肉体を部屋の上空から眺めたり、家族が悲しんでいる姿を見ることもあります。そして、指導霊に導かれて、おだやかに中間世へと移動していきます。

一方、「死にたくない」と死をこばんでいる場合は、魂が肉体から離れるとすぐに、中間世へと移動することになります。

また、事故やくも膜下出血などで、通常の生活から瞬時に死を迎えた場合、魂は気を失った状態になります。そして指導霊たちに守られながら、中間世へと移動し、目が覚めたら見知らぬ世界にいたということになります。

中間世とは、現世界でも、霊界でもない、文字通り「中間」に位置する界です。
ここは本人と指導霊以外、他のスピリットが存在せず、真っ暗で、冷たい世界です。
少し恐ろしい感じもしますが、視点を変えると、非常に安定した波動の世界であり、他のスピリットがいないため、誘惑もなく、自分としっかり向き合える場でもあります。

死をこばんでいる場合や急な死を迎えた場合に急いで中間世へと移行する理由は、死なないで欲しいという家族の願いや、この人が死んだら私たちはどうやって生きていくのかといった思惑、現世界に残してきた仕事や財産といったものがスピリットを引き止めてしまわないようにするためです。そして、静寂の中に身におき、気持ちを落ち着かせるのが目的です。霊的配慮にもとづく愛といってよいでしょう。

中間世でおだやかな気持ちになり、死を受け入れることができたスピリットは、指導霊から「現世界に戻って、しばしの別れができること」そして「その期間はなるべく短くすること」を伝えられます。

滞在の期間を短くするように言われるのは、家族や友と別れをしているうちに「やっぱり霊界に行きたくない」と気が変わってしまうのを避けるためです。

そして、十分なお別れができたと満足すると、指導霊に導かれて霊界の病院へと移動します。

一方、お別れを勧められても、自らの意思で現世界に戻らないスピリットもいます。
それは「この世は苦しみばかりだ」と、現世界に未練がなかったり、孤独であったり、世捨て人のような生き方をしてきて、お別れを言う相手がいないスピリットたちです。
こういったスピリットは、すぐに霊界の病院へと移動します。

そして、まれではありますが、静寂に身を置き、指導霊からの説得があっても、かたくなに霊界に行くことをこばむスピリットもいます。

この場合、指導霊は中間世を去り、スピリット一人だけにします。そして、気持ちが変わるのをひたすら待ちます。これが世間で言うところの「成仏できていない」という状況です。

しかし、心配は全くいりません。

指導霊は時折、スピリットのもとを訪れ、さらなる説得を試みます。そして、本人が「霊界へ行きたい」という気持ちになったときにすみやかに霊界の病院へと導きます。永遠に成仏できないということは決してありません。
強制しない、本人の気持ちが変わるまでひたすら待つ、これも霊的愛なのです。

「大切なあの人は今、霊界で何をしているのかしら」
そう思った時は、ミディアムシップで、他界した方とお話をしてみてはいかがでしょうか。
詳しくはミディアムシップをご覧ください。



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