霊界に戻ったときに現世の記憶はどれくらい残っているのか

カエデの種


私たちは日常のささいなことはもちろん、大切だと思うことでさえつい、忘れてしまいます。ところで、私たちがこの世での生を終えて霊界に戻ったとき、現世の記憶はどれくらい残っているのでしょうか。もしかしたら、全てを忘れてしまうのでしょうか。

答えを先に言いますと、現世で起こった全ての出来事は、霊界で完全な形で覚えています。

ではそもそもなぜ、私たちは記憶を失うのでしょうか。それは、記憶の役割を肉体である脳がつかさどっているからです。
「そんなのあたりまえでしょ?」と思ったかもしれません。しかし実は当たり前ではないのです。

私たちの本体である魂は思考、記憶、感情、ひらめきといったすべてのことを行うことができます。しかし、現世界に生きている間、魂は肉体の中に入らなくてはいけません。

肉体は想像以上に鈍重で不完全なフィルターです。さらに、全ての役割を魂が行うことはできないので、肉体と魂で役割分担をします。
思考と記憶は脳が担当し、感情、ひらめきは魂が担当します。

現世に生きている間の記憶は脳に記録され、そこから引出されます。それと同時に魂にも記録をしていきます。脳は不完全ですので、意思に反して勝手に消去されてしまい、とまどうことも多くありますが、魂に記録された記憶は消されることがありません。この記録保管庫を「アカシックレコード」と呼んでいます。

アカシックレコードは魂が肉体にいる間はアクセスすることができません。しかし、魂だけの状態になった時には、アカシックレコードから記録を呼び出すことができます。

どれくらいの記録が残っているかというと、直前の過去生だけでなく、現世界に再生してきたすべての記録、霊界での記録、全てです。

霊界に戻って、指導霊と直前の過去生の反省を行うときにも、このアカシックレコードから映像と音声、その時どのような感情と思考であったかを引き出して、再生します。

そして、自分が現世界でやりとげたいと思っていたことがあまりにもできておらず、霊的真理からもはずれ、他の過去生と同じような失敗を再び繰り返していることを知り、赤面することになるのです。

「霊界で自分がやりとげたいと思っていたことはいったいなんだろう?」
そう思った時は、スピリチュアルカウンセリングでご自身の指導霊に尋ねてはいかがでしょうか。



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