手前から考えない

アジサイ

お子様が進学、受験の大切な時期を迎え、どうしたら良いか悩んだり、あせりを感じている方も多いかと思います。今日は5回の連載のうちの2回目の記事です。

まず一番先にやるべきことは「将来の方向性を決める」こと、それによって「進学先」も変わるし、「モチベーションを高く維持する」ことができる、ということについて書きます。

受験を控えている親子が一番おかしやすいミスは「どこを志望校にするか」を先に考えてしまうことです。

受験をするのですから、志望校を決めるのは当たり前なのですが、志望校を決定する思考過程に問題がある方が多くいらっしゃいます。

進学・受験のゴールは学校に合格することではありません。

本当のゴールは卒業後の進路、つまり、お子様が最も生き生きと活躍できる仕事に就くことです。職業によっては資格が必要であったり、専門的な知識を要求される場合があります。しかし、適切でない学部、学校に通ってしまうと、自動的にその職業への道が閉ざされてしまいます。

しかし多くの親御さんが、目前に控えた受験のことで頭がいっぱいになって「どこを受けたら良いか」ということばかりに気をとられています。そしてついには「今の偏差値なら○○学校。もうちょっとがんばって○○学校」「数学が苦手だから文系」といった、訳のわからない選択をしてしまいます。

受験のプロである進路指導の先生も塾の講師も、生徒が将来の方向性を決めていなければ「○○学校の○○学部が良いのでは」と勧めることができません。先生も指導しなくてはいけませんので、偏差値を基準にして学校を紹介するにとどまってしまいます。

前回のブログでお伝えした通り、人はこの世に生まれる時に「◯◯をしたい」「◯◯ができるようになりたい」という願いをもって生まれてきます。その「◯◯」に職業がリンクすることがよくあります。

たとえば、「困っている人を助けたい」と思って生まれてくる人がいます。

そういう思いを持っている人がどのような職業についたらその願いがかなうかは、過去生をみていくと判断ができます。

過去生で病気やケガで苦しんできた人を医療従事者として患者に寄り添ってきた体験を積んできた人であれば看護師。お年寄りを大切にしてきた体験を積んできた人であれば介護士。漢方や生薬を学んできた過去生があるなら薬剤師というようにです。

看護師も介護士も薬剤師も、それぞれ専門性がとても高い職業です。進路を誤ればその職業に就くことが不可能になってしまいます。

またお子様の性格として「自分の思いを伝えるのが上手」といった特性があったとします。この特性をいかすには営業という職業に就くと開花するのかもしれませんし、コンサルタントのような相手を説得し納得させる力を必要とする職業が向いているのかもしれません。

そのためには多くの人と接し、コミュニケーション力が鍛えられるような学部への進学が良いでしょう。じっくりと腰をすえる研究タイプの学部に入ってしまうと、せっかくの能力を育てることができなくなります。

過去生でどのような職業をしていたのか、どのような生き方をしてきたのかを一般の方が知る方法はありません。また、性格は過去生からの思考パターンの積み重ねによって決まります。

ここでぜひ耳を傾けていただきたいのが指導霊の言葉です。

あなたの指導霊はお子様がどのような過去生を送ってきたのかを知っています。そして、あなたのお子さんが持っている一番強い部分も知っています。そして、その能力を生かせる職業を提案できます。

とはいっても、指導霊が教えてくれた最も適性のある職業を単純に子供に伝えるのはお勧めしません。どうしても押しつけられた感が出てしまうからです。子どもの力で見つけ出すのが理想です。もし、それが難しい時には親の力も借りながら、適職を見いだす方法をお教えします。

あなたのお子様が勉強に対して熱が入らないのは、勉強をする理由がみつからないからです。

自分が社会人になって活躍する姿を想像し、それがストンと腑に落ち、ぜひその職業についてみたいと強く願ったのなら、がぜんやる気が出てきます。このやる気が受験が終わるまで下がることのないモチベーションになるのです。

「どこを受験しようか」という目先のことにとらわれるのではなく、将来について、職業について、進路について、じっくりとお子様と話し合う機会をもってください。

スピリチュアルカウンセリングによる指導霊との対話が必ず役に立ちます。



勉強と受験・進学に関する記事を5回連続で掲載します。

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