お祈りは霊界に届いているのか

アジサイ

アジサイ

お仏壇や写真の前で、他界した家族にお祈りをした経験があるという方は、たくさんいらっしゃると思います。ところで、この祈りは霊界にちゃんと届いているのでしょうか。

結論を先に述べますと、残念ではありますが、正確な言葉としては伝わっていません。

それはなぜかというと、現世界と霊界では波長があまりにも違いすぎて、へだたりがとても大きいからです。

しかし、何も通じていないわけではありません。

お祈りをしているときの気持ちは、霊界にもちゃんと伝わっています。たとえば「娘が無事、志望校に合格しました」とか「彼からプロポーズされました」といったような喜びの報告は「おや、○○ちゃんにいいことがあったようだね」と感じとることができ、スピリットも一緒に喜んでくれます。

「会社の仲間とうまくいっていないんだ」という沈んだ気持ちや「息子のことで学校に呼び出されてしまった」といった困った気持ちも霊界に伝わります。

お祈りをする時に大切なのは、相手をちゃんと思い浮かべることです。名前を言ってから語りかけても良いし、顔を思い出すのも良いです。

相手を特定してから祈る理由は、手紙に当て先を書くのと同じです。「○○さんに届いてほしい」という気持ちももたずに、ただ祈るというのは、大空に向かってつぶやいたのと同じで、誰にも届きません。

ところで、霊界に旅立った人の気持ちを困惑させたくないと考え、苦しみや悲しみを一切伝えようとしない人がいます。また、娑婆(しゃば)の生臭いことは浄土では不要と考える人もいます。しかしそれはちょっと違うのでは、と私は思います。

霊界に行った人は、現世に残してきた家族のことをいつも気にかけています。そして時折、現世から届くメッセージ(祈り)を大変うれしく思っています。

そしてメッセージが届けば、自分のことを思い出してくれたことに感謝し、自分に何かできることはないだろうかとあれこれと考え、行動してくれるものなのです。

お祈りによって気持ちは霊界に伝わります。ことあるごとにお祈りで家族に報告や相談をされてはいかがでしょうか。

もう一度話しがしたい大切な方がいらっしゃいますか?
ミディアムシップで、他界した方とお話をすることができます。

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