安売りは人を苦しめる

スイセン

水仙の周りには甘く素敵な香りが漂っています

今日は「物を安く売るということは、誰かを苦しめることにもなりうる」ということについて書きます。

スピリチュアルカウンセリングでお客様の指導霊から「仕事を通して、人に喜ばれるようにしましょう」と言われたとき、経営者や自営業の方ですと、「どうやったらもっとお客様に喜んでもらえるのだろう」→「そうだ、もっと安く商品を提供しよう」と考える方がいます。しかし指導霊から「よく考えてください」と注意されてしまうこともあります。

物を買うときに、お客様にとって安いに越したことはありません。ではなぜ、指導霊はそのことにダメ出しをしたのでしょうか。これは物を安く売るために、人はどうするのかを考えれば答えが出ます。

まず1つめ
物を安く売るということは、利益が少なくなるということです。利益が少なくなれば、生活に余裕がなくなり、気持ちが殺伐としてきます。自分自身にとっても、家族にとっても良いことなど一つもありません。
1個当たりの利益が少なくても、数を多く売れば、利益の確保ができますが、世の中そう簡単な物ではありません。値引きをしたらすぐに売り上げが上がるほど、ビジネスは安直ではありません。

2つめ
安く売っても利益を確保するには、仕入れ値を下げるという方法があります。しかしこれは、仕入れ先を叩くことになり、仕入れ先の利益を圧迫することになります。

3つめ
仕入れ先を叩けば、仕入れ先は製造元を叩きます。技術革新でコストダウンできたのは昔の話です。現在では、考えられる限りのコストダウンはやり切っています。その上で今は、ほとんどの製造を低賃金の海外に移管しています。これをさらに安くするには、現地の人の賃金を下げることになります。

お分かりいただけましたでしょうか。
安易な値引きは「負のスパイラル」を生み出すのです。

さて、指導霊はどのようにアドバイスをしたのかをいくつかの事例をまとめてお伝えします。

お客様に喜んでいただくには、「商品」「サービス」「アフターフォロー」といったアプローチからできます。

「商品」
商品で喜んでいただく場合は、こだわり抜いた良質の素材で作られたとか、他ではなかなか手に入りにくいといったように、経営者の審美眼にかなった物を販売するという方法があります。高額にはなりますが、こだわりの商品を探しているお客様には喜んでもらうことができます。

「サービス」
サービスで喜んでもらうのでしたら、お店の雰囲気を他とは違う素晴らしいものにしましょう。そして、最高の笑顔とホスピタリティでお客様をお迎えしてはどうでしょうか。もちろん、お客様にとって最適な商品を提供できるよう、知識とトーク力も必要です。

「アフターサービス」
食品などの消耗品以外、たえば機械や道具類ですと、アフターサービスが重要になります。どんな壊れ方をしても絶対に治します、お任せくださいと言った気概は、お客様に信用と安心感を与えます。

他とは違う「商品」「サービス」「アフターサービス」はむしろ商品を高額にします。しかし、お客様の中には「価格」よりも他のことを重視したいという方も必ずいらっしゃるのです。1品あたりの利益も厚くなりますので、とうぜん、総利益も高くなります。

利益があがれば・・・。あとはおわかりですよね。
「お客様に喜んでいただく」というのは実は、Win-Win の関係なのです。

ご商売について指導霊に相談していませんか。
ご自身では気がつかない、高みに立った視点でのアドバイスをお客様の指導霊からきくことができます。


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