日本の刑法において最も重い罪は何か、知っていますか?
答えは「外患誘致罪」です。
「外患誘致罪」と聞いても意味がさっぱりわからないと思いますが、簡単に言うと「外国と通じ合って、日本に武力行使をすること」です。外患誘致罪には刑罰として、懲役刑は用意されておらず、死刑しかありません。
殺人が最も重い罪ではないというのはなんだか意外ですね。
では刑法ではなく、霊的真理からみた最も重い罪はなんでしょうか?
それは「命を奪うこと」です。これには、しっくりくると思いますが、実は命を奪う対象は他人だけなく、自分も含まれています。つまり、自殺も大罪です。
では霊的真理からみた、命を奪うことに次ぐ重い罪はなんでしょうか。
それは「愛に対極する行為」です。
私たちの目標は愛に生きることです。そのため、愛からはずれることが罪であり、はずれ方が大きければ大きいほど罪は深くなります。
では、愛から大きくはずれていることとはなんでしょうか。
それにはいくつかあるのですが、私たちが最もおちいりやすいことに「愛をそそいでいる人を裏切る」というのがあります。
たとえば、家族を大切に思い、感謝し、家族のためになることをひたすらしてくれているのに、その人を裏切ることがこれにあたります。
例をあげてみましょう。
太り過ぎで血糖値が高め、少しでも改善するには何ができるかを夫婦で話し合いました。その結果、妻がカロリー抑えめの食事を用意してくれることになりました。妻は夫のことを思って、カロリー計算をして食事を作ってくれています。しかし、夫はお昼に高カロリーな外食をし、おやつを食べてしまいました。これが「愛に対極する行為」になります。
「高カロリーな外食やおやつを食べることが、そんなに悪いことなの?」と思われた方もいるかもしれません。
しかしお互いが了承し、妻があなたの健康と将来を心配してくれて、努力を重ねているにも関わらず、その思いを無意にすることが問題なのです。高カロリーな外食やおやつを食べてしまったことを内緒にしていたらなおさらです。
他の例をあげてみましょう。
我が子をとても愛している親がいます。その親は我が子の特性を理解し、我が子の将来を思って言葉を伝え、教育し、日々奔走しています。しかし肝心なその子が、親を泣かせるようなことを言い、親を困らせる行為をしています。これも「愛に対極する行為」です。
これらを「反抗期だから」とか「思春期だから」と片付けてしまってはいけません。ありがちなことですが、やはり「愛に対極する行為」なのです。
ただしここで注意してほしいのは、親の言うことの全てを聞けと言っているのではありません。
親と子でよく話し合っていることが大切で、お互いに共通の認識をもって、納得していることが大前提です。
霊的真理からみた重い罪が、私たちがついやっていることに驚いたでしょうか。
日本における最も重い罪が外患誘致罪であることを知っていても知らなくても、それを行おうと思う人はまずいないと思います。なぜなら、戦争になれば多くの人の命が奪われてしまいますし、自分の国を売り渡すという発想そのものが起きないからです。
それに対して、霊的真理の罪を私たちがさほど罪の意識もなく犯してしまうのは、私たちの思考があまりにも愛からかけ離れているからなのかもしれません。
私がしていることは「愛に対極する行為」ことなのだろうか?
そう思った方は、スピリチュアルカウンセリングで、ご自身の指導霊に尋ねてみてははいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。
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