今日の話題に入る前に、前提として理解しておいて欲しいことが4つあります。
1つめは、人の魂は永遠であり、死はない。
2つめは、魂は霊界と現世界を行ったり来たりしている。
3つめ、再生する時にスピリットは、不得意なことを克服したいとか、欠点を伸ばしたいというように、具体的な目標を持って生まれてきているということ。
そして最後の4つめ、目標を実現するために再生の計画をたてていることです。
再生の計画とはたとえば、どの時代に、どの国で、誰を父・母にするか、目標を達成するのために誰と出会い、どういった出来事が発生させるかというようにかなり具体的な計画です。
では本題に戻りましょう。今日の話題は、「霊界にいるスピリットが現世界に生まれるためにどのように変化をしていくのか」です。
話をわかりやすくるために、Aさんというスピリットに登場してもらいます。
Aさんは霊界で大人のスピリットです。
Aさんは自分のいる霊界で、魂を向上させたい、浄化させたいと、日々努力をしています。しかし、進み具合はとてもゆっくりです。Aさんは浄化の速度を一気に高めたいと思いました。そして、現世界に再生することを決めました。
Aさんは再生の計画を指導霊と共に立てました。
再生の計画も完成し、いよいよ実行に移すことになりました。
Aさんが最初に行うことは、再生のために別の界へ移動することです。
ちなみに霊界の中で、界を移動するというのはよくあることです。とくに魂が向上した時に界の移動は行われます。
移動した界で、Aさんは少しずつ年齢が若返っていきます。やがて15歳くらいになりました。ちなみに、このAさんのいる界は普通の霊界で、再生するための準備をしていないごく普通のスピリットたちもいます。
Aさんは父・母となる約束をした現世界の人たちが出会うまで、この界にしばらく待機します。
そして、現世界の父・母となる人がいよいよ出会いそうだという段階になると、お別れ会が開かれます。
なぜなら、Aさんがこれから移動する先の霊界は「幼子の世界」と呼ばれ、他のスピリットとの交流が完全に遮断されている特別なところだからです。
いったんそこにAさんが移動してしまうと、もう誰も会うことができません。そのため、親しくしていたたくさんのスピリットたちが集まってきて、泣いて別れを惜しみます。まるで、お葬式のようです。
お別れ会ののち、Aさんは幼子の世界に移動します。幼子の世界には天使と精霊たちがいて、幼子たちのお世話をしています。
Aさんは、さらに若返っていき、最終的には意識と知的レベルは4〜5歳くらいまで幼くなります。容姿は生後半年くらいの赤ちゃんのようになります。
そして、現世界にいる母となる人のお腹の中に胎児が宿るのを待ちます。
胎児が宿ったら、ときおり、天使と一緒に現世界にやってきて、父・母の仲は良いか、母の体調はどうか、胎児の成長状態の確認をします。
そして、生まれることを決断したら、Aさんは胎児の中へと入っていきます。
Aさんが赤ちゃんの肉体に入った後も、母体の中で赤ちゃんが順調に育っているか、時折、天使や精霊たちが様子を見にきます。
そしていよいよ出産を経て、Aさんはこの世に誕生します。
生まれたあとも時折、天使や精霊、幼子となった仲間のスピリットたちが、Aさんの様子を見にきます。
子供を育てた経験がある方ならわかるかもしれませんが、まだ言葉も話せない赤ちゃんが、誰もいない方向に向かって、手を振ったり、微笑んでいるのは、様子を見にきてくれた仲間たちへのあいさつなのです。
このようなプロセスを経て、霊界のスピリットたちは、現世界にやってきます。もちろん私たちも、このようにして生まれてきました。
これはケーススタディーとして、みなさんがわかりやすいようにかなり単純化したモデルです。
実際は胎児が希望する性別と異なっていたり、ずっと待っているのに妊娠しない、胎児の生育に問題があるといった、いろいろなことが起こります。
全てのケースについて話していると話が複雑になってしまいますので、単純化してお伝えしました。
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