霊界での年齢

ピンクパンサー

人が他界したあと、つまり霊界では、何歳くらいの姿なのでしょうか。年をとってから他界した人は年老いた姿のまま、若くして他界した人は若い姿のまま霊界で過ごすのでしょうか。

実は霊界に行ってさほどたっていない頃と人生の反省を終えた後とでは容姿に変化がおこるのです。

まずは霊界に行ってさほどたってない頃について

この頃の年齢は死因によって決まります。

病によって他界された方の場合は、まだ病魔に犯される前の元気だった頃の姿になります。たとえば80歳で闘病生活が始まり、85歳で他界した方の場合は、70歳後半くらいの容姿になります。
40歳から病と闘い、50歳で他界した方の場合は、30歳後半くらいの容姿になります。

それに対して、事故や心臓発作などで他界し、闘病生活がなかった方の場合は、他界した当時の年齢で過ごすことになります。

今説明した年齢は、他界直後から、人生の反省を終えるまでのことです。

人生の反省が終えた後では、年齢は本人の霊格と一致するようになります。

自分がこの世に生まれてきた目的に気づくこともなく、特別に悪い行いもなければ、取り立てて善い行いもないという、ごく標準的な方ですと、大体20歳半ばくらいの容姿になっていることが多いようです。

一方、人生の目的に気がつき、それに向けての努力を重ねつつも未達成であったり、人に対する思いやりをときおり実行できた方であれば、20歳後半くらいの容姿になります。

逆に現世界での生活で、愛する人を裏切ったり、独りよがりな行動が多かった方は、20歳代前半くらいの容姿になります。

つまり、現世界での生き方が霊界での生活の開始年齢になります。

魂の浄化と向上は現世界が全てではありません。霊界でももちろん、魂の進歩と向上に取り組んでいきます。

霊的真理に沿った生き方をし、愛を中心とした考え方が少しずつできるようになれば、年齢をゆっくりと重ねていくことことになります。

そして霊界での最高位まで上り詰めると、老人になります。

しかし老人といっても、これはあくまでも見た目の年齢でしかありません。動きが緩慢だったり、無理がきかないとか、節々が痛むということは全くありません。霊的真理を理解し、隣人愛にもとづいた行動ができることによって、思慮が深くなり、老成したように見えるのです。

一方、霊的真理にそむいたり、自分が一番大切という生き方を繰り返していると、年齢はさらに若くなっていきます。霊界において、少年少女のような容姿とは、魂の幼さや思慮の浅さを示しています。

さて、霊界の最高位まで行った魂の次の行き先は天界です。
霊界では老人の容姿をしていた魂も、天界に移るとまた若者の姿へと逆戻りします。

天界においてはまだまだ未熟者、天使としての思慮の深さも足らないという理由からです。

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