今日は繁盛するお店には、スピリットや土地の持つ力が影響を与えている、ということについて書きます。
お酒が飲める方にとって、会社帰りに居酒屋に立ち寄るのは一つの楽しみですよね。
駅周辺や繁華街にはたくさんの居酒屋があります。その中でも、何十年と続く老舗の居酒屋は、どの街にもあって、いつもたくさんのお客様で賑わっています。
さて、そういった老舗居酒屋を冷静な視点で観察してみたことはありますか。
何か特別なメニューとか、ここでしか飲めないお酒って置いてあったでしょうか。
もちろんおいしいおつまみはあります。しかし「このお店ならではですか?」ときかれると案外そうでもないはずです。他のお店でも出していたりします。
お酒も同様です。今時ここでしか飲めないお酒といったら、地酒ぐらいでしょう。しかし、そういったお酒はどうしても高額になりがちです。そのため、老舗の居酒屋にはむしろ置いていなくて、どこでも飲める、ごく普通のお酒を出していたりします。
それでは、他のお店との違いは一体どこにあるのでしょうか。
長い年月がかもしだす趣(おもむき)のある雰囲気であったり、庶民的な肩の張らない親しみやすさかもしれません。
しかしそれだけで、お客様を何十年も魅了し続けることができるでしょうか。
実は繁盛している店は、お店の中、つまり客席が霊界の通り道になっていることがとても多いのです。
私のようなミディアムから見ると、繁盛している老舗居酒屋には、人に混じって、スピリットが、しごく当たり前の顔をして椅子に座り楽しんでいる様子やまるで常連のように、静かに座っている姿をよく見かけるのです。
もちろんスピリットはお酒を飲むことはしませんし、つまみを食べることもできません。
居酒屋の雰囲気を楽しんでいるのです。きっと生前はお酒が好きなスピリットだったのでしょう。
これはいったいどういうことかというと、実はスピリットの流れと人の流れはほぼ一致しているということなのです。つまり、霊が多く通るところは、人も多く訪れるということ。これが商売繁盛へと結びつくのです。
特に客単価が低く、高い回転率が要求される商売の場合は、霊の通り道が店舗内にあることがベストです。もしそういった店舗に入居できれば、商売繁盛が確約されたも同然です。
しかし、客単価が高く、回転率をあまり気にしなくても良い商品を扱っている場合は、むしろ霊の通り道にはお店を出さない方が賢明です。
もしそのようなところにお店を出すと、たくさんのお客様が訪れてはくれるのですが、売り上げには結びつかず、冷やかしの客ばかりになってしまいます。そういった感じの客が店内にあふれていると、じっくりと商品を選びたいと思っている本来のターゲット客を逃してしまうことになります。これは要注意です。
また土地の持つ力も商売と密接な関係があります。
骨董品や芸術品を扱っていて、長年にわたって営業を続けているお店ってありますよね。
でもそういうお店に限って、通りから眺めても、客が入っているところをほとんど見かけることがありません。一体どうやって商売しているんだろうと不思議に思います。
実は極端に客単価が高い商品の場合、お客様の足があまり向かないところの方が良いのです。
具体的には、土地の持つ波動が低く、鈍重で、陰気なところが向いているのです。もちろん、霊の通り道であってはいけません。
「客が来ないのでは商売が成立しないじゃないか」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。お目当てのものがあって、じっくりと静かに見たい、吟味したいという客に実に好都合なのです。
そもそも高額商品なので、1日に何人ものお客様に来ていただく必要がありません。たとえ数日に1人であっても、利幅の大きい商品を買ってもらえれば、それで十分なのです。
店舗をどこにするかは、扱う商品、客単価、回転率などによって変ります。それを計算した上で、霊の通り道、土地の持つ波動が最適なところに出店すれば、商売繁盛へと直結するのです。
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