サタンのような悪辣なスピリット

ツバキ

世界中のほぼすべての宗教で、サタンや鬼が登場します。これは「私たちの宗教を信じないと地獄に落ちますよ」という信者獲得のためか、「善人でいないと地獄で罰せられますよ」といったおどしのために生まれた虚像です。

霊界にはサタンや鬼、もっと正確にいうと、現世界で罪を犯したスピリットを罰する者は存在しません。

しかし、まるでサタンや鬼のような悪辣(あくらつ)なスピリットというのは存在しています。いったいどういうことなのでしょうか、詳しく説明します。

まず最初に理解しておいて欲しいことは、スピリットと人はほぼ全く同じだということです。その差は肉体があるかないかだけといっても過言ではありません。

人間社会にも、サタンや鬼のような者は存在しています。たとえば
・暴力または威嚇によって富を得ている者
・利益とは関係なく、人をいたぶることを喜びとする者
・独善的な理由で、人の幸せを奪う者
こういった者たちは地球上のどこにでも、いえ地球どころか、私たちの周りもごく普通にいます。

霊界は霊格による縦構造をしています。上に行けば行くほど霊格は高くなり、下に行けば下に行くほど霊格は低くなります。そして、霊界は親和性の法則が地球よりも、強く働いています。

先ほどの例にあげたような者たちは、親和性の法則によって、霊界の下の方に集まってきます。

霊界には、悪さをしたら捕まえる警察も、判決を下す裁判所も、罰する刑務所も存在していません。つまり犯罪抑止力がないのです。誰からも非難されない、やりたい放題の世界で、ワルが集まればどんなことになるかは火を見るよりも明らかです。

だましたり、おとしめたり、侮辱してよろこび。だまされた、罠にはめられた、ばかにされたといって怒り、復讐の炎を燃やしているのです。

さらに、霊界は心の中の状態が容姿となって現れます。霊界の下の方にいるスピリットたちはとても人とは思えない顔やいでたちをしています。うなり声をあげる猛獣や肉食昆虫の方がよほど愛くるしいくらいです。

そういった異形の者たちがうごめき、殺伐(さつばつ)としたありさまを見た者は「まるで地獄のようだ」と思うことでしょう。

しかし当の本人たちは、毎日がスリルに満ちあふれ、やったり、やられたりと楽しくて仕方がありません。そして、決して地球では味わうことができない最高の場所だと思っているのです。

さてこのようなスピリットたちにも改悛(かいしゅん)の余地はまだあります。気が遠くほどの再生を繰り返しながら、少しずつ自己中心的な考えを捨て、人を思いやれるようになることを目指しているのです。サタンのようなスピリットはもしかしたら、ずいぶんと昔の私たちの姿なのかもしれません。

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