人は人以外に生まれ変わるか

センニンソウ

センニンソウ

人が霊界と現世界(地球)を行ったり来たりして再生することを輪廻(りんね)といいます。

ところで、人が生まれ変わって再び現世界に来る時に、人以外、たとえば動物や鳥類、は虫類、昆虫などに生まれることってあるのでしょうか。

結論を先に言いますと、人は人にしか生まれません。人が動物や鳥類に生まれ変わることはないのです。

ではどうして人は人にしか生まれないのでしょうか。それは地球での霊的グループの棲み分けが鍵を握っています。

地球にはいくつかの霊的グループが存在しています。そのうち代表的な3つを紹介します。

まず1つめ、動物や鳥類、植物や菌類など、人以外のすべての生き物たちのグループです。
このグループは地球という自然界を形成し、生命の営みを通して、地球を3次元的な意味で、生きた惑星にしています。

このグループの特徴に、本能で生きているというのがあります。
昆虫は卵を産んだら親の役割は終わりです。卵が孵化(ふか)すると、幼虫たちは誰からも教わることなく食べ物を取って、生殖をして、卵を生みます。
鳥類や動物は子供が生まれると、ある程度の大きさになるまで育てはしますが、それ以上の面倒はみません。鳥類や動物の子供たちも親に頼らずに、本能によって、たくましく生きていきます。

2つ目のグループは精霊たちのグループです。

このグループは地球上の生き物たちの生育や成長、自然の管理と運行をつかさどっています。
たとえば、植物たちに発芽うながしたり、花を咲かせたり、実をつけることも精霊たちの仕事です。

「温かくなったら芽が出るのでは?」「受粉は昆虫が行っているのでは?」という反論が聞こえてきそうですが、温度や湿度、日照などは条件でしかありません。私たちの目には見えませんが、妖精たちの働きなしに動植物の生育はありません。
他には海をクリーニングしたり、大気をコントロールしている精霊もいます。

そして最後の3つ目のグループが、私たち人間です。

これら3つのグループには霊的進化の道筋として、ゴールに明確な区分けがあります。

動植物は、食物連鎖を形成して、自らの命を提供することによって、他を養うという究極の奉仕をしています。
精霊は、先ほども述べましたように地球そのものや、地球に生きる生き物たちの営みをコントロールすることによって奉仕をしています。
人は、隣人愛を生き方の中心にすえることが目標です。

ちなみに、「人と動植物の何が違うの?」と疑問を持たれる方には、人は食物連鎖の中に加わっていない、何の役割もしていない、ということをみていただけると理解できると思います。

少し長くなりましたが、地球上にはこのような代表的な3つのグループが存在しています。
グループにおけるゴールに到達することが、そこに属する者達の使命です。目標未達のままで、グループを越境し、前回は人だった者が、今回は動物に生まれるということはありえないのです。

人のゴールは隣人愛ですが、ゴールに至るまでには個々の課題があります。
自分の課題を知りたくなった時は、指導霊に尋ねてみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。



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