生まれ変わるのはこれが最後

サクラ

人は霊界と現世界を行ったり来たりする輪廻転生を繰り返しています。

ところで「もうこれが最後の再生にしよう」と心に決めて現世界に生まれてくることは可能なのでしょうか。そして、その願いは実現するのでしょうか。今日はこれらについて書きます。

地球には飢えや病もあるし、戦争や疫病もたびたび起きます。お金を稼がないと衣食住もままなりません。そして、自分の価値観とは全く違う、自分がもっている常識が少しも通用しない人たちに苦しめられたり、嫌な思いもします。

こういった現世界に「もう我慢がならない」という気持ちになるのはよくわかります。

私がスピリチュアルカウンセリングでお会いするお客様の中には「もう地球に再生したくない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

では表題に戻って「もうこれが最後の再生にしよう」とみずから決めることは可能で、実現できるのでしょうか。

こたえは、半分イエスであり、半分ノーです。

では解説していきます。人が再生を決めるのはあくまでも自由意志です。誰かから強制されるものではありません。再生する、しないは自分で決めます。

再生をするか、しないかの判断をする分岐点はいくつかあります。

まず1つめ
人が現世界での生活を終え、霊界に戻ったときに人生の振り返りを行います。そのとき「自分は十分にやった。もう地球でできることは何もない。」と思ったのであれば、これで輪廻転生から卒業します。

しかし、多くの場合は反省すべき点がいくつもあり、後味の悪さを感じます。

分岐点の2つめ
霊界で人生の振り返りを終え、霊的真理を学び出すと人は「もっと魂を進歩向上させたい」と熱い思いを抱きます。これはほぼ全員がそうなります。霊界の生活でも魂の進歩向上しますが、霊界は親和性の法則が強く働いていて、似た者同士で社会を形成しているため、魂の進歩向上の速度はとてもゆっくりになってしまいます。そのため、多くの人がこの時点で現世界への再生を決めます。

分岐点の3つめ
現世界にいつ再生するかは本人次第です。地球での暮らしを思い出すと、再生する気持ちになかなかなれず、その時期をずるずると遅らせることもあります。

しかし、再生するのをとことん遅らせると問題も出てきます。たとえば何百年も再生しないでいると直前の過去生での体験があまりにも古くなり、現世界での応用が効かなくなってしまいます。現世界の常識や価値観は時代とともに変化していくからです。

そのため、あまりにも長きにわたって再生を渋っていると、霊界にいる仲間から「もうそろそろ再生してはどうか」とたびたび忠告を受けます。そこでやっと重い腰を上げて再生の準備に取りかかります。

スピリチュアルカウンセリングでお会いしたお客様の中に、数百年ぶりに再生した方もいらっしゃいました。しかしこれはまれなケースです。この方は過去生での経験がうまくいかせず、生きづらさを感じていました。

ではまとめましょう。霊界で「もうこれが最後の再生にしよう」と思っていても、現世での生き方が全て納得のいくものでない限り、人は何度でも再生を繰り返すことになるのです。

「わたしは輪廻転生から卒業できそうかな」と思ったら、スピリチュアルカウンセリングでご自身の指導霊の意見をきいてみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。


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