英国スタイルのスピリチュアルカウンセラー 村田哲郎です。
お客様とのご相談の中で「トラウマがあって、物事がうまくいきません」と訴える方がまれにいらっしゃいます。
しかし、本当の意味でのトラウマに苦しんでいるという方は、あまりそう多くはありません。
「トラウマ」の本来の意味は、何かショッキングが出来事があり、それが心の傷となってしまう現象のことです。
お客様からは「飼っていたハムスターを飼いきれずに、餌をやらず、見殺しにしてしまった」とか、「学校で飼育していたうさぎが、悪い生徒にひどく傷つけられてしまった」そしてそれがトラウマになっているとおっしゃいます。
そのことをお客様の指導霊に尋ねますと、「それはトラウマではなく、置き換えです」と言われることがあります。
確かに飼いきれなかったハムスターを見殺しにしたり、うさぎが傷つく姿を見たのはショッキングな体験だったでしょう。しかし、指導霊から伝えられた本当の心の傷はそれではなかったのです。
本当の心の傷は、小学校時代にバカにされたり、いじめられた体験でした。
そういった辛いできごとを他のショッキングな体験に置き換えて、それがあるから「今の自分がうまくいかないんだ」と思いこんだり、なぐさめていたのです。
子供の頃にいじめられるのは、確かに辛い体験です。しかし、その辛い出来事は10年も20年も前の事なのです。
指導霊の言葉には続きがあります。
「思う通りに生きられない、生きづらさを感じている、その本当の原因は執念深さです」と。
バカにされたり、いじめられたことをいつまでも根に持ち、それを定期的に思い出すという癖を持っていたのです。
そしてなおかつ、それが「○○によって引き起こされた」という考え方を持っていて、その特定の人をこらしめたり、逆襲をする空想をしていたのです。こういったことを子供の頃のみならず、大人になった今でさえ、何度も思い出して、何度も復讐しているのです。
空想の中で復讐をすると、一時的な快感を得られるかもしれません。しかし、得られる快感以上に自分の魂をひどく傷つける行為になっているです。魂はうしろむきなもの、調和から遠いもの、暴力に極端に弱いのです。子供の時にいじめていた○○に復讐をしているようで、実は自分自身を痛めつけているのです。
さらに、自分の思いが、ある特定の時にとどまっているというのもよくありません。
時は水の流れのようなものです。いつまでも同じところにはいません。さらさらと次へと流れていくものなのです。それなのに時の流れに逆らって、遠い過去に居続けようとするのは、そのこと自体がとても不自然な行為です。
過去に被害者となって苦しい体験をした人は、思い出すことを少しずつ減らしましょう。空想といえども決して復讐をしてはいけません。そして、昔にとらわれるのではなく、今を生きましょう。たったこれだけでも状況は大きく変わります。うまくいかない原因は自分にあります。笑顔で前向きな人生を取り戻してください。
とらわれからの解除の仕方をご自身の指導霊に尋ねることができます。詳しくはホームページをご覧ください。
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