以前ブログで、予定していた夫婦の元に赤ちゃんが宿らず、もうこれ以上、妊娠することはないだろうと判断すると、別の夫婦の元に生まれるということを書きました。
こういった子供の場合、反抗もしないし、逆に依存もしないし、実に育てやすい良い子になります。そして、大人になるとあっという間に親から離れていってしまいます。それゆえ、少し物足りなさも感じるものです。
しかし、子どもの視点から両親を見ると、少し違うものになります。
まず、(過去性による愛憎がないため)父、母共に分け隔てなく自分に接して育ててくれたが、深い愛を感じることができない、かといって憎しみも感じられない。大人になって、家族に縛られることなく、やりたいことをやっているが、ふとしたときに、親のことをすっかり忘れている自分に気づき「冷たい人間なのではないか」と悩むようになります。
もし仮にやりたいことも見つけられず、地域性や古い考えを受け入れ、親と同居し続けている場合は、年老いてゆく親を見て、やはり先ほどのようにどこか親身になれない自分を感じて悩むことになります。
ドライな考え方をする人や、あまり深くものを考えることのない人であれば、こういった悩みもないのでしょうが、多くの場合はこういった問題に直面することになるでしょう。
さてどうしたら良いかというと、縁のない両親の元に生まれた子は「親孝行すべきという考えは捨てた方が良い」と、私は思います。
日本は儒教の影響を少なからず今に残していますので、子は親に尽くすべし、孝行すべしといった考え方が染みついています。そして、年老いた親との過ごし方に理想を描いてしまいがちです。でもこれは、ある家族においては当てはまったとしても、我が家は違うんだと考えたほうが良いでしょう。
そして、年老いた親を「親」というよりも、人生を生きる「先輩」としてとらえ、人としての敬意と善意で接した方が、きっと良い結果になるのではないでしょうか。
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