霊界の界と界のあいだ

霊界はたくさんの界からなる多層構造をしています。今日は界と界をつなぐ区間はどのようになっているのかについて書きます。

霊界の界と界とのあいだは物理的に離れています。しかし、何十キロメートルも離れているわけではありません。界の端に行けば、隣の界が見えそうなくらい、わずか数キロメートルくらいしか離れていません。

しかし実際に界の端に行っても、となりの界を見ることはできません。これはなぜでしょうか。

それは、界が異なると波長が異なるからです。

波長をわかりやすく説明するとテレビの周波数のようなものです。周波数をTBSに合わせていると、となりのテレビ朝日やテレビ東京の映像を見ることも、音声を聞くこともできません。それと同じです。

そのようなわけから、界の端に行っても、隣の界はおろか、隣の界につながる道も、景色も何も見ることができません。地球ではこのような現象が起きないので想像しづらいかもしれませんが、界の向こうには判然としない、ぼんやりとした空間が広がっているだけなのです。

界は似たもの同士で形成されている社会です。そこに住むスピリットたちは同じ霊格の者同士です。

スピリットは日々、霊格が向上するよう努力を続けているのですが、いつの日かその努力が報われる時がきます。

霊格の変化が現れた者が、数名になると、界では界のリーダーからお別れの言葉が述べられ、送別会が行われます。そして、今までお世話になったスピリットや親しくしていたスピリットたちに見送られながら、霊格の変化が訪れたスピリットたちは界の端へと行きます。

すると今までは何もなかったかのような景色の先に、道があるのが見えてきます。

その道を数名がそろって歩きだします。途中に見える景色はまるで岩砂漠のような荒涼とした大地です。木はおろか、草も生えていません。ごつごつとした岩肌と石ころだらけです。道は未舗装の土を踏み固めたものです。

歩き続けていると時折、スピリットの姿が見えてきます。彼らは界の移動が無事にできるように守衛の役割をしているのです。

さらに歩き続けていると分かれ道に出ます。ここまで一緒に旅をしてきたスピリットたちはある者は右へ、そしてある者は左へと進んでいきます。これは別の界への分かれ道であり、誰に教わるでもなく、標識もないのに自分の進むべき方向を理解することができます。

そして分かれ道のたびに散り散りなり、やがて一人になって歩みを続けていると別の界が見えてきます。それこそが自分が住むべき新しい界です。

界の入口にまでたとどりつくと、その界のリーダーや数名の代表者たちがスピリットの到着を待っています。そして、スピリットがやってくると歓迎の言葉を述べ、彼が住む新しい家へと案内をしてくれるのです。

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