スピリチュアル系の雑誌を読むと霊能者が「私は10次元の高級霊とコンタクトをとれる」とか、「50次元の〜」「100次元の〜」と記されていることがあります。
こういう記事を読むと「次元の数字が多ければ多いほど良いといいいたいのかな?」と私はなんだかモヤモヤしてしまいます。
間違いを避けるためにも、まずは次元とはどういうものかを簡単に説明したいと思います。
0次元は「点」です。物の移動は不可能です。
1次元は点から水平方向への移動が可能になる「線」です。時の流れがこれにあたります。
2次元とはx座標とy座標で表すことができ、物は「面」への移動が可能になります。これは紙に図を書くのと同じです。
そして3次元はx座標とy座標にz座標を加わえた状態です。面から縦への移動が可能になり「立体」になります。
そして4次元は、3次元にもう1つの軸を追加したものです。4次元は3次元である地球上では表現できません。
つまり次元とは、物の移動の自由度と表現しても良いでしょう。
霊界の構造は広がり、奥行き、高さしかありません。つまり、地球と同じ3次元です。
しかし地球と異なることもあります。それは「波長」です。
地球にあるすべてのもの、原子も化合物も、命をもつものも命をもたないもの、自然物も人工物も全てが「振動」しています。このことは高校化学で「熱運動」と教わりましたね。この振動こそが「波長」なのです。
地球にあるすべてのものにはそれぞれ固有の「波長」があります。波長の低いものもあれば、波長が高いものもあります。しかし全てが「地球の波長の範囲内」におさまっています。
それに対し、霊界にあるすべてのものは「霊界の波長の範囲内」にあります。そして、霊界の波長は地球の波長よりも高く(より激しい熱運動)なっています。
さらに天界にあるすべてのものは「天界の波長の範囲内」におさまっていて、霊界の波長よりもさらに高くなっています。
この波長の違いがお互いが認識できない原因です。
地球にいる人と霊界にいるスピリットはお互いに姿を見ることも言葉を聞くこともできません。霊界にいるスピリットと天界にいる天使たちは同様にお互いの姿を見ることも言葉を聞くこともできません。
ましてや天使が地球にいる人類に直接コンタクトをとることは困難を極めます。そのため、降霊会などで天界からの重要なメッセージを伝えるときには、天使は特別な訓練を受けたスピリットを仲介にあて、人側も霊界の波長に自分を調整することができるミディアム(霊能者)を必要とするのです。
さて話が横にそれてしまいましたので、元に戻します。
結論として、霊界と地球の次元はどちらも同じ3次元です。次元がたくさんあるかのように書いてあったとしても、それは正しい表現とは言えないのです。
他界した大切な方とお話をしたいと思っていますか?
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詳しくはホームページをご覧ください。
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