人が他界した後にいく霊界は、暖かくて、穏やかで、スピリットは特に何もすることがなく、日がな一日ぶらぶらとしていると考えていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
これはある意味、仕方がないことです。
というのも、洋の東西を問わず、すべての宗教が「私たちの教えに従い、信仰すれば死後、必ず極楽や天国に行ける。今、感じている苦しみからは全て解放される」と説いて、信者を集めてきたからです。
極楽や天国の絵もたくさん描かれてきました。
そして幼い頃から意識せずとも、これらの絵を見てきた私たちは、特に信仰にあつくなくても、死後は「ああいうところにいくのだ」となんとなく思い込んでいるからです。
でも残念ながら、霊界というのはそういうところではありません。私たちが暮らしている社会と同じように、各人それぞれにやるべきことがあり、社会参加をすることによって成立している社会なのです。
それでも、私たちの世界とは異なることもあります。そのひとつが「人生の振り返り」を行うことです。これは全ての人にとって必須で、避けて通ることはできません。
ではこの「人生の振り返り」は霊界に行くとすぐにおこなうものなのでしょうか。
実はそうではないのです。
他界後、すぐに行くのは「パラダイス」と呼ばれている霊界の病院のようなところです。ここで、闘病生活で受けたや痛みや生きることにもがき、余裕を失った魂をゆっくりと癒し、霊界の波動に合うように時間をかけて調整をします。
このパラダイスを出て、次に行くのがいよいよ「霊界」です。
しかし、最初に行く霊界は霊界に慣れるのがおもな目的で、特に何をするということはありません。社会参加の活動もありませんし、人生の振り返りも行いません。
霊界での生活に慣れてきたと判断されると、その人の霊格により近い別の階層へと移動します。
ここでやっと「人生の振り返り」を行うのです。
でも中にはこの時ではなく、より精度を上げて、その人の霊格に近いさらに別の階層へ移動してから「人生の振り返り」を行う人もいます。
このように、自分の歩んできた人生を見直すという作業は、実にゆっくりとしたペースで行われるのです。もちろんこれには理由があります。自分がしてきたこと、思ってきたことが、霊的真理に沿っていたか、それとも外れていたのか、じっくりと丁寧に検証をする必要があるからなのです。
私たちはこの世に生まれるときに「必ずこれだけは成し遂げたい」という人生の目標を持って、準備を整えてからやってきます。それくらい大切なことなのですから、その人生の検証もじっくりと腰をすえて行うのです。
「自分はこの世に生まれた本来の目的に向かっているのだろうか」そんな疑問に対し、お客様の指導霊に尋ね、人生の目的と達成度をお伝えすることができます。
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