クセ

クセ | カレスティア

アンズの実が色づきました

「なくて七癖」という言葉があります。
この言葉の通り、自分では気がついていないけれども、クセになっていることって、案外多くあるものです。今日はそういったクセが、思っている以上に人と自分自身に影響を与えているということについて書こうと思います。

ところで、あなたの周りにこんな人はいませんか?
個人経営のレストランでお会計の時に、「おいしかったわ。でもちょっと味付けが濃いわね。」とか、
美容室で、「きれいに仕上がったわ、ありがとう。でも、もうちょっと手際よくやってくれるといいのだけど。」
と言ってしまう人。そう、「ひとこと多い人」です。

言っている本人は「お店がもっと良くなるためにアドバイスをしている」という気持ちなのかもしれませんが、言われた方はいくら客商売といえども、カチンときます。

サービスの提供は、その提供者に報酬を渡すことで等価交換、フィフティーフィフティーというわけではありません。

お店の人は、お客様に喜んでもらいたい、自分の持っている技術の全てでお答えしようといった、金銭を乗り越えた思いで行動しています。それなのに、そういったひたむきな気持ちで接してくれた人に、すべての面で100点ではないから、その点を突くというのは、思いやりに欠けた残酷な行為です。

こういった「ひとこと多い人」は、お店の人ばかりにでなく、家族や友人、知人にも知らず知らずのうちに、同じようなことをしているものです。

そして、こういった人は得てして「ふてぶてしい」容貌をしていることが多く、こういった人に限って「人から愛されたい」と願っています。

物事がうまく進まない、自分の望みの通りにいかない、そういったときは、自分の日頃の思考や行動に、よくないクセがないかをチェックするといいかもしれません。

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