人の本体は魂であること、そして肉体は乗り物であるということをこのブログで、たびたび書いてきました。
さらに、人の魂は寝ている間に霊界を訪れるということも書きました。
ここまで読んで、ある疑問が湧きませんか。
「肉体から魂が離れてしまって、もし魂が肉体に戻れなくなったらどうするの?」と。
魂が肉体に戻れない、なんてことはもちろんありません。
その理由は、肉体と魂は「シルバーコード」とよばれる「ひも」で結ばれているからです。
このひもは伸縮自在で、魂が肉体の中にあるときは長さがほぼ0で、いったん魂が肉体から離れると、どんどん伸びていきます。私たちが霊界を訪れているときも、まるで犬が散歩をしているときのように、ひもで肉体とつながっているのです。そして霊界を去る時は、そのひもが縮んで、元の肉体へとひき寄せるのです。
このようなわけで、自分の肉体をどこに置いてきたのか分からなくなって、迷子になってしまうということはありません。
ところで、うたた寝をしている時に誰かに急に起こされて、崖から落ちるような夢を見てびっくりして起き上がったという経験をしたことはありますか?
これはシルバーコードが急速に縮んで、問答無用で魂を肉体に引き戻したことによっておきる感覚なのです。
通常の睡眠ですと、霊界を去ろうと考えると、シルバーコードがゆっくりと縮んでいって、魂は肉体へソフトランディングします。そして肉体に戻ってしばらくの間はうとうとしていて、やがてゆっくりと目を覚まします。これが一般的な目覚めです。
ちなみにシルバーコードは、どんなに伸ばしても、プツンと切れてしまうことはありません。どこまでも長く伸びていきます。では、シルバーコードは肉体のどこと繋がっているかというと、心臓とつながっています。
また、シルバーコードが切れるのは、事故や病気などで心臓が止まった時と、自分の意思でシルバーコードを切った時だけです。
脳死の状態ですと、シルバーコードは切れていませんので、肉体と魂はつながったままです。つまり、「生きている」状態なのです。
植物状態の患者さんが、ある日突然回復して、ベッドの周りで行われた会話を知っていたというのは、肉体はうまく機能していなかったけれども、魂が話を聞いていたからです。
さて、自分の意思でシルバーコードを切るというのはどういうことでしょうか。
これは前回のブログ「他界のプロセス」でもお伝えした通り、肉体の死が近づいて、天使や指導霊、善霊などがお迎えに来た時にはじめて、自分の意思でシルバーコードを切ることができるのです。
いくら「死にたい」という願っても、お迎えが来ていない限り、自分の意思でシルバーコードを切ることはできないのです。
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