スピリットたちは霊界で、毎日のんびりと過ごしているのではなく、様々な奉仕活動を通して、魂の浄化にはげんでいるということを前回書きました。
つまり私たちは、現世界にいても、霊界に戻っても、ただひたすら魂の浄化を目指しているのです。
これだけ日夜、魂の浄化をしているのであれば、さぞや魂の浄化も進むだろうと思うと、それがちょっと違います。
実は霊界での魂の浄化の速度はとてもゆっくりなのです。
なぜかというと、霊界は「似た者同士で社会を形成しているから」です。
スピリットは肉体がない分、物理的な制限を受けません。そのため、嫌なものは嫌、好きなものは好き、で通ってしまいます。誰かが無理強いすることも、拘束することもできません。
ですから、霊界の社会は趣向や考え方、魂の浄化のレベルが同じようなスピリットたちが寄り集まって、社会を形成しています。
現世界でも似たような現象があります。
たとえば都内ですと、下町と山手。そこに住む人たちには共通点がありますよね。同じ山手でも、街によってさらに微妙に異なります。
現世界には家賃とか、会社までの通勤の便とか様々な制約があるにも関わらず、このように似た者同士の社会が形成されるのですから、制約がない霊界ではなおさらです。
似た者同士で社会を形成しているということは、とても楽で快適です。
しかしその分、考え方の相違による争いやトラブルがありませんから、気づきのチャンスが少ないということにもなります。毎日平和に暮らしているということは、魂の浄化の速度も遅くなるのです。
現世界は会社や学校といった人が集まるところでは、考え方や価値観の違う人たちと接さざるを得ません。そして、思惑どうりにいかなかったり、あつれきが発生します。こういった時こそが、魂を浄化する絶好の機会なのです。
そのような訳で、より一層の魂の浄化を目指して、スピリットたちは平穏で過ごしやすい霊界からあえて、価値観が異なる者が同居し、不協和音に満ちている現世界に生まれてくるのです。
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