霊感

「霊感」だと思っている場合のほとんどが、実は「霊感ではない」ということについて、書きます。

世の中には「自分には霊感がある」って思っている人が結構多くいらっしゃいます。
たとえば
・交差点の角にたたずむ人影が見えたけれども、もう一度見るといなかった
・喫茶店のボックスシートに寂しげに座っている人がぼんやりと見えた
というようにです。

こうおっしゃる方に「それはいつ頃の話ですか」と尋ねると「3年くらい前です」とか、「年に数回見ます」といった返答をされる場合がほとんどです。

数年前にせよ、年に数回にせよ、頻度がずいぶんと少ないですよね。意地の悪い言い方かもしれませんが、本当に霊感があるのなら、スピリットの姿は毎日のように見え、声も毎日のように聴こえるはずです。

つまり、スピリットを毎日見たり、毎日聞こえるのでなければ、「たまたま霊界と波長があっただけ」ということになります。つまり「霊感がある」とは言えません。

むしろ、霊感がないのに、スピリットを見たり聞いたりしていることに問題があります。
どうして問題なのかを説明します。

人や動物、石や金属など、全てのものが振動しています。これを波長といいます(詳しくは、「波長にもっと気を配ろう」をお読みください)。

そして人には人特有の波長帯域、つまり振動数の上限と下限があります。この波長帯域を超えてしまった時、つまり「逸脱した時」にスピリットを見たり、聞いたりするのです。

では、波長帯域の逸脱は何と関係があるのでしょうか。それは「衰弱」と「思考」です。

病気が進行し、もうだめかもしれないと思っている家族が、ベッドの上であらぬ方向を見てしきりに意思表示していたり、すでに他界した両親がお迎えに来た、と言うのを聞いたことがあるかもしれません。これは、生命エネルギーが極端に衰弱したことによって、人の波長帯域を逸脱し、スピリットを見ることができるようになった証拠です。

波長帯域を逸脱するもうひとつの理由「思考」は、日頃何を考えているかです。具体的にはネガティブな思考です。
たとえば
・昔の出来事にとらわれて後悔している
・現在起きている問題に良い対処できず袋小路に入り込んでいる
・物事を前向きにとらえることができず、うっせきした気持ちでいる
といった感じです。

こういった状態を長く続けていると、やはり波長帯域が逸脱し、スピリットを見るようになります。

「私には霊感がある」と、言う人があなたの周りにいませんか。
もしそういう人がいたら、その人の性格を思い出してみてください。決して明るくて前向きな人ではないはずです。簡単に言うと暗く後ろ向きな印象を与える人ではないでしょうか。

スピリットが見える、スピリットの声が聞こえるという人は、自分の日頃の思考内容をしっかりと見つめ直す必要があります。

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