ウィルスはなぜ存在するのか


ムカゴ

自然薯のツルにムカゴがなっていました

人に危害を与える細菌やウィルスといったものがなぜ存在するのでしょうか。今日はこの疑問に答えていきたいと思います。

2019年に中国の武漢市で猛威をふるったコロナウィルスは、あっという間に世界中に広まり、人々に恐怖を与え、今までとは違った閉塞的な生き方を強いることになりました。そして人類は、いまだにコロナウィルスを終息させることができていません。

人が病気になってしまう原因には、生き方や考え方に理由があることが多くあります。

たとえば、カッとなりやすい、結論を急ぎたがる、寛容さにかけるという人は、高血圧症や血栓症による心筋梗塞、脳梗塞といった病いにかかりやすい傾向があります。また、金や財産に執着する、喜んで支払うことができないといった人は、痔になりやすい、といったようにです。

では、細菌やウィルスによる感染症はどうでしょうか。

感染者と接触してしまった。菌がついた手で鼻や口の粘膜に触れてしまった。たくさんの人が集まるところにいたのに、感染予防をしていなかった。そしてその結果、感染してしまったという物理的な因果律は働いています。

しかし、生き方や考え方に問題があったので、感染してしまったのかというと、もちろんそうではありません。感染症は生き方の因果律によって引き起こされるものではないのです。

さてここで疑問に思うのは、なぜ、人や動物に危害を与える細菌やウィルスが存在するのかということです。

古代の地球では、三葉虫やアンモナイトといった生物よりもずっと先に、細菌やウィルスが誕生しました。その頃の細菌やウィルスには毒性はなく、宿主である生物の生命をおびやかすような性質も持っていませんでした。

しかし、地球の気温や湿度、酸素濃度といった環境の変化、宿主となる生き物の自体の変化にあわせ、細菌やウィルスが生命をつなぐための進化を繰り返していきました。そういった過程で、毒性を持つ細菌が現れたり、宿主の生命をも支配するようなウィルスも現れてきたのです。

つまり、危害をもたらす細菌やウィルスは神が何らかの意図を持って生み出したものではなく、進化の結果として、現在のような状態になったのです。

危害を与える細菌やウィルスは、地震や津波、噴火といった自然災害に似ています。どちらも地球という、もろく、危うい存在が生み出した、地球に住むものたちにとっての「不都合な存在」だからです。

人がワクチンや薬によって、細菌やウィルスを撲滅しようとすると、細菌やウィルスは新たな進化をとげ、薬への耐性を持ち、変異した細菌やウィルスへと変わっていきます。これは終わることのない、イタチごっこです。

しかし、人が自然災害にうち勝ち、乗り越え続けることが必要なのと同じように、細菌やウィルスとの戦いも決してあきらめてはいけません。危害を与える細菌やウィルスに立ち向かい、常に勝利し続けなくてはいけないのです。それが唯一、人類が地球に子孫を残すための方法なのです。

注記)ウィルスは代謝を行わないので、正確には生命体ではありませんが、文章を簡略化するために、生命体と仮定して表記しました。

世の中にはなんて不条理なことが多いのだろう。
そう思った時はスピリチュアルカウンセリングで、ご自身の指導霊に相談してみてはいかがでしょうか。
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