今日は仕事熱心な人ほどおちいりやすい、仕事における自己愛について述べます。
仕事をする場合、チームを組んだり、同僚や時取引先と協力して行うことはとても多いものです。そういったときに、仕事がスームズに進まない、人間関係がギクシャクする、という経験は誰もがしたことがあると思います。
こういった不都合の原因は、思い込みと、相手を理解しようとする努力不足から起きていることが少なくありません。
例をあげて説明してみましょう。
医療関係で働くAさんという方がいたとします。
Aさんは、病院側から院内での感染を未然に防ぐリーダーとして指名を受けました。外部セミナーも率先して受け、書物もたくさん読みました。
そしてAさんは、すべての医療スタッフ、職員たちが行動すべきガイドラインを作成しました。さらに、各部署でのミーティングにも参加し、感染予防の重要性と具体的な手順について説明しました。
しかし、せっかく作成したガイドラインは厳密に守られることはありませんでした。比較的しっかり守っている人も、時折手順を飛ばすことがあります。また中には勝手な解釈をして、手順通りに行わない人さえいます。そういった光景をたびたび目にすることになりました。
そこでAさんは、あらためて、ミーティングをひらき、ガイドラインを守ってほしいことを真剣に伝えました。
しかし、スタッフからは反省どころか、不満がささやかれるようになってしまいました。Aさんは、胃が痛くなるような苦しみと、無力感に襲われてしまいました。
さて、Aさんの何が悪かったのでしょうか。
なぜみんなは、ガイドラインを守ってくれなかったのでしょうか。
いくつか理由を探してみましょう。
まず、Aさんは病院側から感染予防のリーダーとしての役割を任命されました。医療機関として、感染予防はとても大切です。それに真剣に向き合った姿勢は高く評価できます。
しかし、Aさんが作成した手順書はあまりに厳格なものでした。そのため、忙しくなるとつい手順を飛ばしてしまうということが発生していたのです。
また、Aさんの指示通りに全職員が行うと、消毒剤や拭き取りペーパーなど、費用がかなりかさんでしまうという不都合もありました。
Aさんはガイドラインを作成する際に、業務の実態、忙しさに対応しうるものかどうかを考えるべきでした。また、コストの面も考慮すべきでした。これが最初の間違いです。
さらに、手順を守ってくれない人に、どうして手順を飛ばしたのかについてを非難することなく、真摯(しんし)な気持ちで尋ねるということをしていませんでした。
仕事は常に結果を求められています。どんなに素晴らしいアイディアであっても、結果が出なければそれまでです。
病院側がAさんに求めていたのは「院内感染者を出さない」ことです。決して、鉄壁な感染症対策をすることを求めていたのではありません。業務に無理がなく「院内感染者が出なければ」それでよかったのです。
自分は正しい。相手が間違っている。相手の気持ちを知ろうという気持ちをおろそかにする。そして相手を変えようとする。これが「自己愛」なのです。
結果を出すためには、求められていることの本質を知り、相手を理解し、共通解を見出す。こういった努力と気持ちが必要になるのです。
職場での人間関係がしっくりいかない。
そんなときは、指導霊に何が原因なのか、そしてどうしたら良いのかを尋ねてみてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。
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