頭の良し悪しと過去生の関係

柿

世の中には本当に頭の良い人というのはいるもので、「教科書を3回読めば覚えてしまう」と、とてつもないことをさらりと言ってのけてしまう人もいます。・・・本当にうらやましい限りです。

さて今日は、頭の良い、悪いは、過去生における努力の結果なのか、ということを書きます。
結論を先に述べますと、「頭の良し悪しは、過去生とは関係がありません」しかし、「人生の目標を達成するために、頭の良い肉体を意図的に選ぶ」ことはあります。では、詳しく説明しましょう。

まずは、「頭の良し悪しは、過去生とは関係がない」についてです。

頭の良さというのは、脳のもともとのできが優れているということです。これはあくまでも肉体の良さであり、親からのDNAを引き継いだ結果です。過去生で学問に励んでいたとか、知能を使う職業が続いたから今世も頭が良いということではありません。

しかし、頭の良さをどのように使うかは過去生と大いに関係があります。

たとえば、頭が良いのに何の努力もせず、だんだんと成績を落とす人もあれば、努力を続けて、さらなる高みへと進む人もいます。
また、頭の良さを金儲けや自分が豊かな暮らしをするために生涯を過ごす人もいれば、人の役に立ちたい、もっと豊かな社会を築きたいと思って努力を続ける人もいます。

これらは過去生で、目標を明確に持たずにその場その場を切り抜けてきたのか、目標に向かって努力を積み重ねてきたのかといった怠惰生や緻密さといったもの。また、行動の基本となる考え方のベクトルが、自分に向いていたのか、それとも他人に向いていたのかの差です。そしてこれこそが、過去生から受け継いでくるものなのです。

行動の基本となる考え方をスピリチュアリズムでは「意念」とよび、ベクトルが自分に向いているのを「自己愛」、他人に向いているのを「隣人愛」とよびます。

もっとわかりやすくいうと、「性格」と言っていいでしょう。
つまり、「頭の良し悪しは過去生と関係はありませんが、どう使うかは過去生と大いに関係がある」ということです。

次に「人生の目標を達成するために、頭の良い肉体を意図的に選ぶことがある」について、説明しましょう。

たとえば、この世に生まれてきた目標が「医者になって、人々を病から救いたい」という人がいたとします。

この人の場合、人を救うためには、どうしても医者になる必要があります。そのためには、凡庸な頭では医者になるという最初の関門すら危うくなってしまいます。ですから、明晰な頭脳を持てる可能性が高いDNAを持つ父母を持つ必要があります。

実際にスピリチュアルカウンセリング を行ったお客様の中に、両親と過去生で全く縁がないのに、頭の良い肉体をもつために両親を選んだという方もいらっしゃいました。

つまり、「自分の人生の目標を達成するために、全く縁のない親を選んで、頭の良い体を意図的に選ぶこと」もあるのです。

「子供が真剣に勉強しないけど、大丈夫なのかしら」そんな悩みがあるときは、スピリチュアルカウンセリングで、お子様の特性を尋ねて、その上で対策を試みてはいかがでしょうか。

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