浄化の速度は現代の方が早いか

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ

「ネットやSNSといったもので、スピリチュアルに関する情報がとても多く、そして容易に手に入るようになりました。こういったことを考えると、現代人の浄化の速度は昔の人よりも格段に速くなっているのでしょうか?」という質問をいただきました。

結論を先に述べますと、これはまるっきり逆で、昔それも太古の人の方が、現代人よりもずっと早い速度で魂を浄化していました。一方、現代人の浄化の速度はあきれるくらい鈍重で遅くなっています。

その理由を情報の質と、どういった魂が現代の地球に再生しているのか、という2つの観点から説明したいと思います。

まずは情報の質について

昔、それも太古と言われる時代において、霊言と政(まつ)りごとは密接な関係にありました。国という大きな単位ができる前、人の集団には必ずスピリットの言葉を伝える巫女(みこ)のような人がいました。

どこに行けば獲物をとらえることができるか、雨はいつ降るのか、争いをどう解決したら良いか、そういった一つ一つを霊言に頼っていました。太古の人にとって、霊言は日々の暮らしにとても近いものでした。

スピリットの言葉を通して、霊的真理や人があるべき姿、生き方について言及される機会もとても多かったと思います。

一方、現代はどうでしょうか。

SNSやブログなどで、スピリチュアルに関する話題はたくさんあります。

しかしその内容は「ふわっ」としたものが多く、霊界を正しく表現していたり、霊的真理を伝えているものはほとんどありません。このようなことになってしまう理由は、発信者がスピリットに直接尋ねもせず、誰かが言っていた事を受け売りしたり、想像して書いているからです。

現代は情報発信の敷居が下がった分、受け手側に何が真実で、何が嘘なのかを見抜く力が要求されている難しい時代といえるでしょう。

このように、スピリチュアルな情報はたくさんあるものの、人の生き方を示しているものはほとんどありません。不確かな情報をいくら身につけたとしても、残念ながら魂の浄化にはなんの役にも立ちません。

次にどういった魂が現代の地球に再生しているか、について

地球は霊界とは違う特殊な環境です。肉体の中に魂が入ることによって、お互いが何を思っているのかが今ひとつよくわかりません。だからこそ、相手を知ろうとする努力が必要になります。飢えや病といった恐怖が、他人のことよりも自分を優先させようとします。だからこそ、自己愛に溺れることなく、真実の愛に目覚めることが大切になります。

地球は魂の浄化を一気に進める加速装置のようなものです。課題を達成し、地球でできる浄化の内容を全て終えてしまった魂は、もう地球に生まれてくる必要がありません。

つまり、優秀な魂は太古の初期の段階で、すでに地球を卒業してしまっているのです。

それに対し、浄化はおろか、再生のたびに新たな課題を重ねてしまうような魂は、何度も地球に再生することになります。現在、地球に生きている私たちは、相当な劣等生といえるでしょう。

これらのことから、地球において、昔(太古)に生きた魂の方が浄化の速度は速く、現代に生きる魂の浄化の速度はとても遅いということになります。

魂の浄化は進んでいるのだろうか?
そう疑問に思う方は、スピリチュアルカウンセリングで、指導霊に尋ねてもてはいかがでしょうか。
詳しくはホームページをご覧ください。

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