自由きままに生きる

世の中には、家族や社会にとらわれることなく、自由きままに生きている人がいます。

たとえば、学校を卒業するとすぐに家を飛び出して、親とも連絡をあまりとらず、めったに帰らない。やりたいことに熱中しているのかというと、そうでもない。会社や組織に属するのでもなく、その時々に応じて、食うために働いている。知り合った人達とそつなく接しているが、特に親しくするというわけでもない。無二の親友がいるわけでもない。そういった人です。わかりやすくいうと映画の「寅さん」やムーミンにでてくる「スナフキン」のような人です。

そういった姿を見ると「自由でいいなあ」とあこがれるかもしれませんが、実はそういった人には、それなりの苦労があるのです。

たとえば、そういった人達の苦労は再生のときにいきなり発生します。

過去生で同じような生き方をしてきていることが多いので、濃密な人間関係を形成したことがありません。そのため、トラブルを抱えた相手がいない反面、良好な関係を結んだ相手もいません。

生まれるために父母を選ぼうとすると、はたと困ってしまうのです。そして、縁ともいえないような縁を駆使して、頼み込んで親になってもらいます。

現世界に生まれてくると、父母に対して、克服すべき事もありませんし、愛に苦しむこともありません。そして過去生と同じように、ある程度の年齢になると、また家を飛び出してしまうのです。

もちろん、パートナーとの約束もありません。

生涯にわたって独身を通すことが多いのですが、偶然が重なると、誰かと一緒になることもあります。しかしパートナーとの間にも課題も愛も憎しみもありませんので、よくいえばあっさり、悪くいえば温度感の低い夫婦関係になってしまいます。

さてここまで聞くと、「なんとも寂しいなあ」と感じるかもしれません。
しかし、当の本人は寂しさなんて、これっぽちも感じていません。なぜなら、過去生でも同じような生き方をしているからです。

もちろん、自由気ままに生きている人にも、人生の目標や課題はあります。

自由気ままに生きる人、膨大な資産を持っている人、まわりからチヤホヤされる人、いろんな人がいます。そういった他の人の人生を見てうらやましがるのは、ナンセンスなのかもしれませんね。

「自分は何をしたくて生まれてきたのだろう?」
そう思った時は、スピリチュアルカウンセリングで、ご自身の指導霊に人生の目的について尋ねてみてはいかがでしょうか。

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