前世療法

前世療法とは生きづらさの原因が過去世にあるのではないか、それを客観視することによって、快方に向かわせようとする催眠療法のひとつです。

カレスティアのスピリチュアルカウンセリングを受けていただいたお客様の中にも数名、前世療法を受けた方がいらっしゃいます。生き方のクセや生きづらさの原因を過去生に求めるというのは有効なアプローチです。しかし、催眠療法を受けた方達に共通点が見られましたので、そのことについて書いていきたいと思います。

今さらながらですが、人は何回も再生を繰り返しています。

霊界から現世界に生まれ、現世界で生き、他界し霊界に戻る、霊界で生活をして、再び現世界に生まれる、こういったことを繰り返しているのです。

前世療法では霊界での生活ではなく、現世界での生活に焦点を当てて、被験者に過去生を思い出させる作業を行います。

このとき催眠によって、アカシックレコードという記憶の倉庫にアクセスをするのですが、残念ながらそれは完全な形では行われません。本来、アカシックレコードへのアクセスは霊界で行われるものなのです。

それを専門に行う天使や指導霊の協力を得ながら、慎重に行われます。また、霊界では肉体がありませんので、脳の干渉を受けません。そのため、不適切な情報の引き出しということが起こりません。

では不適切な情報の引き出しとは一体何なのでしょうか。

それは「主観と願望」です。

催眠術だと脳の干渉を完全に止めることはできません。そのため、呼び出した記憶が本人の歴史的知識や常識に照らし合わせて、つじつまを合わせてしまい、脚色してしまうのです。

このことは夢の中でもよく起こります。

何度も繰り返し見る夢だけれども、体験したことがない。どうやら、過去生で体験したことのようだ。でも、夢の中で出てくる人たちの服装や街並みが現代風だ、というものです。

また「こうあってほしい」という願望が真実を歪めることも多くあります。

前世療法で知った過去生、それも太古の時代に自分は王族の一員であったとか、身分の高い者であったというものです。

よく考えてほしいのですが、いつの時代であっても王族とか貴族のような人たちは当時の人口のほんの一握りしかいません。自分が高貴な人だった確率はとても低いのです。

こういったことは自分が正当に評価されていない、報われていないと感じている人が「昔は高貴な人であった」と思いたい気持ちが、真実を歪めている可能性があります。

前世療法でよみがらせた記憶は脳によるつじつま合わせと願望による歪曲があることを理解してください。そのうえで、生きづらさの原因を知り、快方に向かわせるためのヒントにしていただければと思います。

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