今日は現世界における豊かさ、つまり多くの富を得ることと、魂を進歩・向上させることの関係性について書きます。
SNSを見ていると、自分の富をひけらかすような悪趣味な投稿が時折出てきます。下世話ながら、この人はどんな仕事をしているのだろうとプロフィールを見てみると「投資で儲けた」とか、「ネットワークビジネスでお金を稼いだ」だから、この成功ノウハウをあなたに教えますなどと書かれています。
もちろんこういった人たちの羽振りの良さはPRのためであり、そのほとんどがウソなのかもしれません。
しかしこういった偽の金持ちばかりでなく、本当の金持ちというのはいるものです。渋谷サロンのすぐ近くにある代官山には、月額家賃が200万円近くする低層マンションがいくつもあります。そういったマンションに滑り込んでいく車は、地方ではまず見ることができない高級車ばかりです。
そういう姿を見ると、この人たちはどうやってお金を儲けたのだろうかとつい、考えてしまいます。
大きな会社の所有者で、祖父母の代から都内の一等地に住んでいて、親もそうであったように、自分も金持ちというのならわかります。しかし、家賃や車という動産に湯水のようにお金を使い続ける人はどういった人なのでしょうか。ブラック企業のオーナーなのか、たまたまビジネスが当たった一発屋なのか、と思ってしまいます(下衆の勘繰りですね)。
現世界で多くの富を得ることは、それなりに汚れたことをしたり、人に憎まれることもあるかもしれません。そういったことを考えると、富は魂の浄化にとってマイナスなのでしょうか。
実はそうではありません。
私が今まで接してきた高級霊の多くは、現世界で貴族だったり、領主や金持ちだったということが結構多くあります。むしろ、贅沢とは無縁な修行僧や貧しい生活をしていたという高級霊は見たことがありません。
ここまで読んで、「魂の浄化も金で買えるの?」と思った読者もいるかもしれませんが、もちろん、そんなことはありません。
現世界で富を持っていてかつ、霊界で高級霊になっているスピリットたちには、その富を得た理由とその富をどのように使っていたかに特徴があります。
富を得た方法には、貴族のように生まれつきの場合もありますが、その多くは、人の役に立つことをひたすら続けていて、気がついたらお金が増えていた。さらに人の役に立つことしたら、大きな財をなしたという例が多くあります。
ここで着目して欲しいのは、お金のために働いたのではなく、人のために働いたら、お金が後からついてきたということです。
そしてそういったお金をどのように使っていたかも重要です。
貧しい人たちへの支援をしていた人もいますし、人々に喜びを感じてもらうためにお金を使った人もしますし、志のある若者に投資をする篤志家(とくしか)もいました。このように必ずしも寄付ばかりではありませんでした。
要はお金を「生き金」として使ってきた人たちなのです。
お金に着目をするのではなく、人のために働き、人のためにお金を使った人たちは富が魂の浄化の足枷どころか、促進剤になったのです。
人が生きる本質と、自分が人とどう関わっていったら良いのかを知り、それを実行できる人たちが魂を進歩・向上させるのです。
ちなみに、虚栄を張ったり、富を得るために悪いことをしたり、人から憎まれ、自分と家族のためだけに富を使ったという高級霊にはいまだに会ったことがありません。
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