あたたかな春の季節になりました。木々は新緑を茂らせ、草は花を咲かせています。ところで、霊界にも草花や樹木はあるのでしょうか。今日は霊界の界層と植物の関係について書きます。
さて、先程の問いかけの答えを言いますと「霊界にももちろん、草花や樹木はあります」。さらに、私たちが住む地球では地域によって植生(地域によって異なる植物群)がありますが、それと似たような感じで、霊界は界層によって植物の生え方に特徴があるのです。
では具体的に説明しましょう。
まずは比較的低い霊界について。
魂の浄化があまり進んでいないスピリットたちが住む霊界は砂漠です。私たちが砂漠としてイメージする砂砂漠ではなく、ゴツゴツとした岩が広がる岩砂漠がほとんどです。この界層では、草や木は全く生えていません。
次にもう少し上の界について。
ここは地球で生きている間、魂の浄化とか、生きる目的についてほとんど関心がなく、かといって人に恨まれたり、問題を起こすということはなかった。しかし、ただ日々に追われて人生を終えたような人たちが住むところです。
この界層はヨーロッパの旧市街のような、石で作られた古びた集合住宅と石畳で構成されています。植物はほとんど生えておらず、公園のようなとこに申し訳程度の草が生えているだけです。
さらにもう少し上の界になると、集合住宅に加え、戸建ての家が散見するようになります。戸建ての家には庭があり、私たちの世界と同じように、少しの樹木と草花が咲いています。公園には整備された樹木や植物が植えられています。
さらに、かなり上の界なりますと、建っている建物は全てが戸建てになります。なおかつ、ゆったりとした邸宅ばかりになります。庭も広いので、何本もの木が茂っていて、草花も豊富植えられています。公園もずいぶんと広く、そこでには大木が植えれられ、きれいに整備された花畑もあります。そして道には街路樹も植えられています。
このように霊界の植物は界層によって充実度がずいぶんと異なります。より上の界に行けばいくほど、緑豊かになっていき、その種類も多くなって、花もよりたくさん咲いています。
さてここまで読んで、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、霊界では木も草もかなり管理された状態で生えています。
地球では木や草は種を作り、それを鳥が運んだり、風で遠く飛ばして、自然に繁殖していきます。そこには人の思惑というものは存在しません。だから、人が全くいないところでも植物たちは繁殖と繁栄を続けることができます。
それに対して霊界の木や草は種で増えているのではありません。あくまでもスピリットの意思で存在しているのです。ですから、スピリットがいる界層には、人を寄せつけない森林やジャングルは存在していません。
つまり、界を構成するスピリットの心のありようと植生が一致しているのです。
たとえば、自分のことで精一杯で、植物にまで気を配る余裕のないスピリットたちが集まっている界には草一本生えていません。それに対して、隣人愛に重きをおいているスピリット達で構成されている界では、草木を愛でる気持ちの余裕がありますので、植物たちが育てられているのです。
ちなみに霊界に雑草は存在していません。雑草はスピリットにとって、いらないものなので、生えようがないのです。庭の草むしりから解放されているなんて、何て素晴らしいことでしょう。
では霊界には、草花が咲き乱れる草原はないのでしょうか。
もちろん存在します。しかし、霊界として特殊な場所です。こういった草原にはスピリットは誰も住んでいません。では何のために草原はあるのでしょうか。
それは、気持ちの整理をつけたいとか、沈思黙考したいといったときに、スピリットが訪れるためにあるのです。
こういった草原は、スピリットが住む界層とは地続きでつながっていません。スピリットが草原に行きたいと願うと、ポーンと飛ばされて、草花が咲き乱れる草原を訪れることができるのです。
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