お仏壇の入れ替えと新規購入

人生においてお仏壇の入れ替えや、購入というのはそうそうあるものではありません。しかし、そういったときに気をつけてほしいことをスピリットの気持ちの面から書きます。

神道やキリスト教徒の方を除いて、多くの日本人の場合、おうちにお仏壇がある方が多いと思います。また、たとえ自分の家にはなくても、実家にならお仏壇があるという方もたくさんいらっしゃると思います。

そういったお仏壇ですが「引越し先の都合で、今よりももっと小さなお仏壇にしなくては」「実家にお仏壇はあるけれども、自分の家にもお仏壇が欲しい」ということもおこるでしょう。

そういったときは、菩提寺に連絡をとって、僧侶にお経を唱えに来てもらいましょう。菩提寺とは、他界したご家族のお墓があるお寺のことです。

僧侶に自宅に来てもらったら、以前から使っていたお仏壇に魂抜き(閉眼法要)のお経を唱えてもらいます。そして引越し先に新しいお仏壇を設置したら、引越し先に再び僧侶に来てもらい、魂入れ(開眼法要)のお経を唱えてもらいます。

新規でお仏壇を購入するときも同様に、菩提寺の僧侶に開眼法要に来てもらいましょう。

もし菩提寺があまりにも遠くて家に来てもらうのが難しいとか、無宗派のお墓に埋葬してあって、菩提寺がないという方の場合は以下のようにしてください。

引越しの数日前から、毎日お仏壇のまえで「今度引越しをします。引越し先が手狭なので、お仏壇を小さなものに替えます。」と伝えてください。

そして引越し先で新しいお仏壇を設置したら、数日間にわたって新しいお仏壇のまえで「こちらが新しいお仏壇です。よろしくお願いします。」とお祈りをしてください。新規購入の場合も同様です。

なぜ閉眼法要や開眼法要、お仏壇を入れ替えるお祈りをした方が良いのかを説明しましょう。それは、引越しや家の建て壊し・新築と同じだと考えると分かりやすいです。

同居している両親に何の相談もなく急に引っ越したらどうなるでしょうか。
同じく、親が建てた家を親に何の相談もなく壊して、そこに新しい家を建ててしまったらどうなるでしょうか。親は怒り、悲しみ、呆れ果てますよね。

お仏壇は「物」でしかありません。しかしお仏壇は、他界した家族のことを思い出したり、現世界にいる家族たちの健康や安寧を願う、大切な「聖域」なのです。

スピリットにも私たちと同じように感情があります。相手の気持ちや思いを無視した行動をしたら、相手を泣かせたり怒らせることになるということはお分かりいただけると思います。

他界した人といえども、生前の父母、祖父母と全く同じです。お仏壇の入れ替えや新規購入の際には配慮をお忘れなく。

もう一度話しがしたい大切な方がいらっしゃいますか?
ミディアムシップで、他界した方とお話をすることができます。
詳しくはホームページをご覧ください。

こちらの記事もよく読まれています
スピリットとお墓
お供え
先祖供養と因果律

コメントを残す