人の不幸の上に成立する幸福はない

人の不幸の上に成立する幸福はない | カレスティア

花が少ないこの時期に水仙が咲いてくれると思わず笑顔になります

幸せというのは、身勝手な行動や他人の不幸といった「愛に反する行為」の上には決して成立しません。今日はそのことについて書きます。

私たちの住む社会は実に「愛に反する行為」に満ちあふれています。たとえば、
・妻子ある男性(女性)を愛する女性(男性)
・まともに残業代も支払わない経営者
・倫理や法に反することをしている公職者

あげだしたらきりがありませんが、問題なのは、こういった愛のない生き方をしている人たちが、一見うまくいっているようにいるように見えてしまう点にあります。

不倫をしている人は恋をしていて、きれいで輝いて見えますし、ルールにとらわれずに自由に生きていていることが、うらやましいと思わせることさえあります。

また、社員に当然の賃金も支払わずに、成功している経営者には、一等地のタワーマンションに住み、運転手付きの高級車に乗って、芸能人とお付き合いをし、華やかな生活を送っている人さえいます。

でも彼女ら(彼ら)をうらやましいと思うのは考えものです。
彼女らのきらめきは刹那的で、人生のごくわずかな期間にすぎないのです。

不倫は、相手の奥さん(夫)や子供を苦しめます。そういった人々の悲しみや憎しみは、目には見えない力となって働きます。
相手がちやほやしてくれるのは老いが顔や体型に出ない頃まで。いったん老いを感じさせてしまうと、捨てられてしまいます。「自分から別れた」と強がりを言っても、もう愛してくれる人は現れません。他人を苦しめた代償を支払う時期がやってくるのです。

真っ当な賃金を支払わない経営者は、社員の生活と心を痛めつけ、恨まれます。
社員たちのマイナスのマインドは社内全体に行き渡り、雰囲気が重苦しくなります。そして、辞める人が後を絶たず、時には社員が離反し、内部告発の憂き目にさえあいます。うまくいかなくなった組織というものは、あっという間に崩壊してしまいます。
社員ばかりではありません。取り巻きの人たちは人柄に魅かれていたわけではなく、お金が目当てでしたから、こちらも、あっという間に去っていってしまいます。
そして、求心力のない経営者ほど無力なものはないと知ることになり、どん底を味わいます。

うまくいっているわずかな期間だけを見て判断し、うらやましく思うのは早計です。
そして、念の力と因果律の二つの点からいっても、人の不幸の上に成立する幸福というのはあり得ないのです。

たとえ人を苦しめていたとしても、すべての道が閉ざされてしまうということはありません。人の痛みに気がつき、誤りを正すことができればやり直しはいつでもできます。
詳しくはホームページをご覧ください。

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